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ファイル・システム

更新日:2006/03/31

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 ファイル・システム
FAT→NTFSにファイル・システムを変換する
Windows NT系列のOSでは、アクセス管理機能を強化したNTFSファイル・システムを利用可能である。 / しかし古いコンピュータでは、従来ソフトウェアとの互換性のために、わざとFATボリュームが使われている場合がある。 / このような場合には、convertコマンドを使って、既存のファイルをそのままNTFSボリュームに変換することができる。
diruseコマンドでディスクの使用量を調べる
各ユーザーがどのくらいディスクを使用しているかや、システム内の各フォルダがどのくらい利用されているかを調べたい場合がある。 / フォルダ別のディスク使用量を調査するには、リソースキット・ツールに含まれるdiruseコマンドを使うとよい。 / SFU環境ではUNIXベースのduコマンドが利用できる。
dirコマンドでファイル名の一覧を取得する
ファイル名の一覧を取得するには、dir /bコマンドを利用する。 / ファイル名やフォルダ名だけを取得するには/adや/a-dオプションを利用する。 / dir /sコマンドでファイルを検索することができる。
不正な名前のファイルを削除する
何らかの拍子に不正な名前のファイルができてしまい、削除も名前変更もできなくなることがある。 / ファイル名の最後に「.」が付いていたり、デバイス名と同じ名前を持つファイルは、削除することができない。 / このようなファイルは、特殊なファイル名表記を利用して削除することができる。
ディスク・デフラグをスケジュール実行する(Windows XP編)
Windows XPに付属のディスク・デフラグ・ツールにはスケジュール実行機能がない/しかしWindows XPから提供されるようになったコマンドライン版のdefragコマンドとタスク・スケジュール機能を組み合わせれば、デフラグのスケジュール実行が可能である。
ファイルの一覧情報リストを取得する
あるフォルダに含まれるファイルの一覧を取得できると、ファイルの整理などに役立てることができる。 / Excelを使うことにより、ファイルの一覧情報を簡単に取得することができる。
ディスク・デフラグ・ツールの制限について
Windows 2000/Windows XPでは、OS標準でディスク・デフラグ・ツールが搭載されるようになった/これは、米Executive Software社が開発したDiskeeperと呼ばれるデフラグ・ツールの機能制限版である/基本的なデフラグ処理は問題なく実行できるが、パッケージ販売されるDiskeeperのフル機能版と比較すると、標準添付のものにはいくつかの機能制限がある。
ページ・ファイルを別ドライブに一時待避し、デフラグを効率よく行う方法
ディスクのデフラグメントを効率よく行うには、物理的に連続したディスクの空き領域が必要である/空き領域が少なくて効率よくデフラグできないなら、サイズも大きく、デフラグ時に移動不能な壁となるページ・ファイルを別ボリュームに一時的に移動するとよい。
ページ・ファイルによるディスクのフラグメントを防止する方法
Windows 2000/XPの仮想メモリをつかさどるページ・ファイルは、必要に応じてサイズを拡大する機能を持つ/しかしこのデフォルトの状態のまま使っていると、ページ・ファイルが激しくフラグメントを起こして、システム性能の低下を招いたり、フラグメント処理の壁になってしまったりする/これを解消するには、物理的に連続したディスク領域にページ・ファイルを固定し、自動的な拡張を禁止すればよい。
有効なファイル・アクセス権を調査する
ACLを利用すると、ファイルやフォルダのアクセス権を柔軟に制御することができる。 / だが複雑なアクセス権を設定すると、アクセス権に関するトラブルシューティングが面倒になる。 / 「有効なアクセス許可」の確認機能を利用すると、ユーザーやグループに対してどのような権限が与えられているかを確認することができる。
アクセス制御リストACLとは?
ファイルやフォルダに対するアクセス権はアクセス制御リストACLで柔軟に制御できる。 / ACLには、(複数の)アクセス制御エントリACEを含むことができる。 / 各ACEには、どのユーザーやグループに対して、どのような権利を許可するか(もしくは拒否するか)を設定する。 / ACEには許可のACEと、拒否のACEの2種類があり、該当するACEが両方ある場合は、拒否のACEが優先される。 / ACLは上位のフォルダから継承することができる。
Macintoshボリュームを作成・管理する方法
Windows 2000 Server/Advanced Serverには、共有フォルダや共有プリンタをMacintoshクライアントからも利用可能にする機能がある。 / これを利用すれば、WindowsクライアントとMacintoshクライアントとの間で、ファイル共有やプリンタ共有を行うことができる。 / このためのサービスはデフォルトではインストールされないので、利用にあたっては明示的にサービスをインストールし、設定を行う必要がある。
ファイルの所有者を変更する(GUI操作編)
ファイルには所有者情報があり、誰のファイルであるかを表している。 / 所有者のデフォルトはファイルの最初の作成者であるが、作成者が管理者のときはAdministratorsグループになることがある / 所有者はアクセス権を変更できるし、NTFSのクォータはこの所有者に基づいてユーザーごとの使用量を計算しているので、正しい所有者情報を設定しておく必要がある。 / 所有者を変更するには「所有権の取得」という操作を行う。
サイズの大きなファイルを簡単にみつける方法
大容量化が進もうとも、やがてディスクは不足するものだ。効率的にディスクを掃除するには、サイズの大きな不要ファイルを重点的に削除することだ。/これには、ファイル・サイズを指定して、ファイルとフォルダの検索を実行するとよい。
システム起動時の自動chkdskをスキップする
Windows NT系のOSでは、必要ならば、システムの起動時に自動的なchkdskを行うようになっている。/これをスキップするには、chkntfsコマンドを利用する。
巨大なサイズのファイルを簡単に作る方法
fsutilコマンドを使うと、ギガバイト・クラスの巨大なファイルを簡単に作成することができる。 / こうやって作成した巨大なファイルを使うと、システムのパフォーマンスやネットワークの性能測定、負荷テストなどが行える。 / FAT32からNTFSに変換する場合は、MFT用の予約領域を作成しておくとよい。
ディスクの内容を完全に消去する
ディスクを破棄したり、譲渡したりする場合には、あらかじめディスクの内容を消去しておかないと情報が漏えいする危険性がある。 / ファイルをごみ箱に捨てても、インデックスが削除されるだけで、データ本体を消去するわけではない。そのためファイルを復活させることもできる。 / データを完全に消去するためには、ディスク全体に渡ってデータを完全に上書きする必要がある。このためにはcipher /wコマンドを実行すればよい。
エラーを無視してファイルをコピーする方法 ―壊れかけたディスクからのファイルの救出―
エラーの発生したディスクからファイルを読み出すには、別のマシンにディスクを取り付けて読み出すとよい。 / ファイルのコピーには、エラーを無視してコピーすることができるxcopyコマンドを使うとよい。
ディスクのパーティション・テーブルを調査する
ディスクにパーティション・テーブルという、パーティションを管理するためのデータ領域が存在する。 / パーティション・テーブルの内容を表示させるには、diskmapコマンドを利用する。
caclsコマンドでACLを編集する
コマンドラインでファイルやフォルダのACLを編集するにはcaclsコマンドを利用する。 / ACLの追加や置換、削除には、それぞれ/G、/P、/Rオプションを使用する。 / 既存のACLを残したまま編集するためには、/Eオプションを付ける必要がある。
オープンしているファイルを調査する
ファイルを削除や移動しようとしても、使用中になっていて操作できないことがある。 / このような場合は、どのプロセスやユーザーがどのファイルをオープンしているかを調査できると便利である。 / openfilesというコマンドを使うと、使用中のファイルや共有リソースの一覧を調べることができる。
ディスク・ボリュームをほかのボリュームのフォルダに割り当てる方法(NTFSのリパース・ポイント機能を利用する)
MS-DOS時代に使われていたドライブ文字はいまも健在である。 / しかしドライブ構成によって割り当てられるドライブ文字が変化して既存ファイルのパスが変化してしまうなど、不都合も多い。 / このようなときには、Windows 2000/XPのNTFSで新たに追加されたボリュームのリパース・ポイント機能を使えば、ほかのボリュームを、NTFSボリューム中の任意のサブ・フォルダとして割り当てることが可能である。これはUNIXのシンボリック・リンクの機能と、ボリュームのマウント機能を1つにまとめたようなものである。
caclsコマンドの出力の見方
コマンド・プロンプト上でACLの内容を操作/確認するにはcacls.exeコマンドが利用できる。 / 代表的なアクセス権はF、W、W、Cなどで表されるが、特殊なアクセス権の場合は個別に列挙される。 / フォルダの場合は適用先が(OI)や(CI)、(IO)という文字列で表される。
XP SP2のZoneIdとは?
XP SP2のIE6では、インターネット・ゾーンからダウンロードしたファイルを保存するとき、ZoneIdというセキュリティ情報を付加する。 / XP SP2では、ZoneId情報を持つファイルを実行しようとすると、実行してもよいかどうかをユーザーに問い合わせる。 / ZoneIdはNTFSのストリームとして保存されているので、非NTFSファイル・システムにコピーしたり、ストリームを理解しないアプリケーションで処理すると、ZoneId情報が欠落することがある。
ディスクのボリューム・サイズを拡張する
ディスクを利用するには、あらかじめパーティションやボリュームを作成するフォーマット操作を行うが、1度行うと、以後は簡単にサイズを変更することはできない。 / diskpartコマンドを利用すると、ボリュームの直後に空き領域がある場合に限り、そのボリュームを拡大することができる。 / パーティション・サイズを変更する操作は確認なしですぐに実行されるため、十分注意して実行する必要がある。
ファイル・システムの制限 ――2G/4GBytes超のファイルに注意――
4Gbytes超のファイルを使うためには、Windows 2000/XPとNTFSファイル・システムが必須。/FAT32ファイル・システムでは、4Gbytes超のパーティションを利用することができるが、ファイル・サイズは4Gbytesまでに制限される。/ネットワーク経由の場合は、利用できる最大ファイル・サイズは、ローカルとリモートのOSの両方の制約を受ける。/アプリケーションによっては4Gbytes超だけでなく、2Gbytes超のファイルでも操作に失敗する可能性があるので注意する。
Linuxのext2/3ボリュームをWindows OSからアクセスする
Linuxのext2/3ファイル・システムには、Windows OSでは直接アクセスできない。 / Linuxマシンが起動しなくなった場合に、再インストールして設定ファイルなどをext2/3ボリュームから救出するのは面倒だ。 / Ext2IFSを使えば、ext2/3ボリュームにWindowsのドライブ文字を割り当ててアクセスできるようになる。
ごみ箱に入れずに、ファイルをディスクからすぐに削除する方法
Windowsのエクスプローラでファイルを削除しても、通常は「ごみ箱」と呼ばれる特殊な領域に移動されるだけで、ハードディスクから削除されるわけではない。誤って消してしまったファイルを取り戻せるようにする措置だが、ディスク領域を圧迫する巨大なファイルでは、ごみ箱には移動せず、すぐにディスクから削除したい場合がある。 / この場合には、[Shift]キーを押しながら削除処理を実行することで、ファイルをごみ箱に入れず、すぐにディスクから削除できる。
最近更新されたファイルを特定する方法
アプリケーションのデータ・ファイルや設定ファイルなどを特定したいと思うことがある。しかしあまりに多数のファイルがあり、どのファイルが目的のものか、簡単には見付からないことが多い。 / そんなときには、ファイルへのアクセスをわざと発生させてから、検索機能の日付指定を使うとよい。
複数のディスクにページ・ファイルを分散させて、ページ・ファイル・アクセスを高速化する
通常、仮想メモリを実現するためのページ・ファイルは、システム・ドライブのルート・ディレクトリに作成される。/ しかしシステムに複数のハードディスクが装着されているなら、ページ・ファイルをシステムとは別ドライブに設定することで、パフォーマンスを向上させることができる。
ディスク・デフラグをスケジュール実行する(Windows 2000編)
Windows 2000に付属するディスク・デフラグ・ツールには、スケジュール機能がない/少々無理はあるが、WSHでスクリプトを作れば、スケジュール実行が可能になる。
ドライブ文字をマニュアルで指定する方法
UNC形式により、ドライブ文字に頼らず論理ドライブにアクセスできるようになったものの、物理ドライブにはいまなおドライブ文字が割り当てられるし、UNCに対応しない古いアプリケーションも存在している。 / 物理ドライブのドライブ文字は、システムの起動時に自動的に割り当てられる。しかし場合によっては、ドライブに割り当てられるドライブ文字を手動で指定したい場合もある。 / コントロール・パネルの管理ツールにある[コンピュータの管理]を利用すればこれが可能である。
不要になったユーザー・プロファイルを削除する
ユーザー・プロファイルには、ユーザーごとのレジストリ情報やデスクトップ設定、ユーザー・ドキュメントなどが格納されている。 / ユーザー・プロファイルは、ユーザーが最初にログオンしたときに作成されるが、自動的に削除されることはない。 / 不要になったプロファイルを削除すれば、ディスクの空き領域を増やし、フラグメントなどを軽減することができる。
Tempフォルダの場所を変更する
Tempフォルダには、アプリケーションやシステムで利用するさまざまな一時ファイルが作成される。 / Tempフォルダを全ユーザーやシステム全体で共通化することにより、ディスクのクリーンアップ作業などを簡単に行えるようになる。 / Tempフォルダをシステム・ドライブと分離することにより、システムのパフォーマンス低下を抑えることができる。
仮想ハードディスクのデフラグに注意
仮想マシン上のハードディスクの内容は、実際には仮想ディスク・ファイルに格納されている。このファイルは可変長であり、未使用領域に対する書き込みがあると、その分だけ拡大される。 / 仮想ハードディスクに対してデフラグを実行すると、仮想ディスク・ファイルのサイズが増えるので注意が必要だ。デフラグすると、未使用領域への新たな書き込みが発生するからである。 / パフォーマンスを重視するなら、固定長の仮想ディスク・ファイルにするなどの対策も併用するとよい。


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