MSがオープンソース戦略サイト、「一時的な流行ではない」選択肢の1つ

» 2007年12月21日 00時00分 公開
[垣内郁栄,@IT]

 マイクロソフト日本法人は12月21日、オープンソースについての同社の取り組みを説明するWebサイト「マイクロソフトのオープンソース」を開設した。Windows製品とオープンソースソフトウェアとの相互運用性やオープンソース企業との協力などを紹介している。

 Webサイトのコンテンツは、マイクロソフトのオープンソースプロジェクトのホスティングサイト「CodePlex」やWindows上でのオープンソース開発環境を紹介。ノベルやSugarCRM、XenSourceなどのオープンソース企業、コミュニティと、マイクロソフトとのビジネス面、技術面での協力も説明し、「顧客が複雑な相互運用の問題を解決できるよう支援」するとしている。

 また、FAQではオープンソースに対する同社の見解や戦略を取り上げている。見解では「オープンソースは、業界の一時的な流行でも特効薬でもありません」としたうえで、オープンソースを「テクノロジエコシステムにおけるさまざまな選択肢の中の新たな選択肢が顧客や開発者に提供されてきました」と指摘。ソフトウェア開発者にとっての選択肢の1つになっていると説明している。

 さらに戦略として「マイクロソフトは、今日の複雑なテクノロジ界で顧客およびパートナーが成功するよう支援することに重点を置いています」と表明。例として「基になっている開発モデルに関係なく、ビジネスパートナーの機会を拡大します」としている。

 マイクロソフトはWindows Server OSとLinuxのTCOやセキュリティを比較するWebサイト「Windows Server Compare」の日本語版サイトも開設している。

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