IIS(Internet Information Services)とは

IIS(Internet Information Services)とは、Microsoft Windows Serverなどに標準コンポーネントとして含まれるサーバモジュールソフトウェアのことである。

» 2018年09月18日 05時00分 公開

 IIS(Internet Information Services)とは、Microsoft Windows Serverなどに標準コンポーネントとして含まれるサーバモジュールソフトウェアのことである。

 IISは、WebサーバだけではなくFTPサーバなどとしても利用でき、ASP.NETやPHPをはじめとするWebアプリケーションもホスティングすることができる。

 IISは標準では“無効”にされているため、導入するには“有効”にする必要がある。導入は容易で、GUIから簡単にWebサーバを構築できる。IISへのWebアプリケーション導入は、Microsoftが提供する「Web Platform Installer」を利用することで、GUIでインストールできる。また管理には「IISマネージャ」を利用し、GUIで管理できることも特徴である。

 IIS 5.0以前では標準で“有効”になっていたこともあり、IISで運用されているサーバに対して、以前は「Code Red」「Nimda」などによる攻撃が目立っていた。IIS 6.0以降から現在に至るまでは、機能のモジュール化などが行われ、セキュリティホールが出にくいように対策が施された。

 IISは標準設定で多くの機能を利用できるが、セキュリティ対策には、標準設定を見直したり、不必要である設定を削除したりすることが重要である。またIISに限らずだが、サーバ管理者としては、脆弱(ぜいじゃく)性解消を図るために、Windows Updateをはじめとしたセキュリティパッチを当てることも重要である。

■更新履歴

【2004/1/1】初版公開。

【2018/9/18】最新情報に合わせて内容を書き直しました(セキュリティ・キャンプ実施協議会 著)。


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