ここからは、実際にExchange Server 2003のインストールを行う手順を説明していく。
Exchange Serverをインストールするには、次のコンポーネントがインストールされている必要がある(サービスは開始されていなくてもよい)。
これらのコンポーネントをインストールするには、コントロール・パネルの「プログラムの追加と削除」から行う。
この手順ではExchange Serverを実際にインストールする。前述したようにExchange Serverのディレクトリ情報はActive Directoryと統合されているため、インストール中はActive Directoryのスキーマを拡張したり、Exchange Server用のドメイン・グループを作成したりする作業が行われる。このため、インストール作業を実行するユーザーは次のグループに属している必要がある。
フォレスト内のルート・ドメイン(最初にインストールしたドメイン)の管理者アカウント(Administrator)は、デフォルトでこれらのグループに属しているので、このアカウントを使ってインストールを実行するとよいだろう。以降では、ルート・ドメインのAdministratorアカウントでWindows Server 2003にログオンし、最初のExchange Serverをインストールするときの手順を画面ショットを交えて説明していく(別のアカウントで実行する方法については後述)。
まずは、Exchange Server 2003 のセットアップCDをCD-ROMドライブに挿入する。すると、次の画面が表示される(表示されない場合は「setup.exe」を実行する)。
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