前回はExchange Server 2003(以下、特にバージョンを明記せず“Exchange Server”と表記した場合はExchange Server 2003を指すものとする)のインストール時に追加されるメニューとメールの送受信を行うための設定について説明した。今回はExchange Serverの情報共有機能であるパブリック・フォルダの利用方法について説明する。
パブリック・フォルダを作成する権限の確認/変更 パブリック・フォルダを作成する権限を確認/変更するにはシステム・マネージャから行う。 (1)[フォルダ]を展開し、[パブリック フォルダ]を右クリックして[プロパティ]をクリックする。 (2)[セキュリティ]タブで[追加]ボタンをクリックし、権限を付与したいユーザーを選択する。 (3)(2)で選択したユーザーの[Create top level public folder]権限の[許可]をチェックする。
実際のパブリック・フォルダの作成は、Exchange Server 2003の標準クライアントであるMicrosoft Outlook 2003(以下、Outlook)を使って次のように操作する。