ここでは、ウィジェットの種類にはどんなものがあるのかを紹介します。それぞれのサイトをチェックして、自分好みのウィジェットを導入してみましょう。
Windows Vistaでは、デフォルトでウィジェットが導入されています。デフォルトではCPUメーター、カレンダー、写真のスライドショーなど10種類以上のウィジェットがすぐに使えます。Windows Vistaのユーザーで手軽にウィジェットを体験したい人にはお勧めです。
画面の端に表示されるウィジェットが多い中、Mac OS のDashboardは表示方法がユニークです。ホットキーを押すと、メイン画面が薄暗くなり、画面の中央にスポットライトを浴びたようにウィジェットが登場します。画面の大きい・狭いに関係なく利用でき、必要なときに1クリックで表示されるのが特徴です。Macintoshユーザーにとってはもう当たり前の機能の1つですね。
実行環境をダウンロードしてから使うタイプのウィジェットです。ウィジェットの作成が非常に簡単なためか開発者が多く、すでに数百以上のウィジェットが提供されています。Yahoo!のサービスと連携したものや、人気キャラクターを利用したウィジェットなど、大手ならではのツールが多いのが特徴です。
Googleの技術を使うことによってPC内のデータを一発で検索してくれるソフトウェア「Googleデスクトップ」。このGoogleデスクトップのサイドバー上で動くウィジェットとして配布されているのが、Googleデスクトップ ガジェットです。
Windows Vistaと同様、画面の端に表示されます。このサービスも開発者が多く、現在600以上のウィジェットが提供されています。しかし、英語のウィジェットも多く、日本語表示が好みのユーザーには使い勝手が悪いかもしれません。
Webブラウザ、Opera 9にもウィジェット機能が付いています。Operaブラウザを使っていれば、特に追加の実行環境をインストールしなくてもよく、すぐに利用できます。
Adobe AIRはアドビシステムズ社が提供する、デスクトップ・ウィジェットの実行環境です。HTML、CSS、Ajaxに加えてPDF、Flash、Flexといった技術で開発できます(詳細:「リッチクライアント&帳票フォーラム」総合目次「実践Flex/AIR」)。
このAdobe AIRを使ったウィジェット提供サービスには「SiTE4D Labs」や、ソニーの「FLO:Q」というサービスによるデスクトップ・ウィジェットなどがあります(参考「ソニー『FLO:Q』でウィジェット配布 Adobe AIRに対応」)。もちろん、本家AdobeからもAIRウィジェットはいろいろと提供されています。
これは現在のところ専用のWebページのみでiGoogleのようにウィジェットを追加するものですが、今後APIを使ってWindows VistaやMac OS XのDashboard、Opera、Yahoo! ウィジェットなどのデスクトップ用にも対応する予定のようです。
さらに次ページでは、ウィジェット実行環境に加えて、変換ツールやポータルサイトなどを紹介し、最後にウィジェットのセキュリティ面に触れます。
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