実行にはFlashの技術が使われている実行環境です。主に、会員登録すると提供される自分用のWebページやブログ/SNSサービス、iGoogle、前述のNetvibesなどのWeb用のものですが、Windows VistaやMac OS XのDashboard、さらにAdobe AIRなどのデスクトップ用で使えるウィジェットもいくつか提供されています(参考「仕事で使える! お役立ちFlash/AIRアプリ集」の「Flash製の汎用的なウィジェット実行環境 ― Yourminis」)。
Yahoo! ウィジェットと同じく実行環境をダウンロードしてから使うタイプのウィジェットです。実行にはFlashの技術が使われているので、Flash Playerのダウンロードも事前に必要です。ユーザー登録してウィジェットを使うとポイントをためることができます(参考「ウィジェットが使えるデスクトップアプリ『shelldo』」)。
これは、ほかのものと違いJavaを使ったウィジェット実行環境です。詳しくは「デスクトップをJava製ウィジェットでにぎやかに」をご参照ください。
いままで紹介した実行環境と違い、Google デスクトップ ガジェットをWindows VistaやMac OS XのDashboard用のウィジェットに変換するツールです(参考「GoogleガジェットをAppleのDashboardウィジェットに変換できる無料ツール」)。
ほかにもウィジェットのポータルサイト(「widgetown ウィジェッタウン」など)や共有サイト(「HANATSUKI」など)がありますので、いろいろと探してみてはいかがでしょうか。
とても便利なウィジェットですが、使ううえで気を付けたいのはやはりセキュリティ面です。JavaScriptやHTMLを使っているので、Web関連の脆弱(ぜいじゃく)性を突かれた攻撃が行われる可能性は十分あります。また、JavaScriptとAPIを悪用されて、任意のコマンドが実行される危険性があります。
2007年12月現在のところまだウィジェットを利用した攻撃例は報告されていないようです。しかし、悪意のある攻撃者は、普通の人が気が付かない手段で攻撃してきますので、このことを頭の片隅に入れておいて、ウィジェットを利用しましょう(参考「ここが危ない!Web2.0のセキュリティ:第11回 ガジェット,ウィジェットのセキュリティ 技術評論社」「次の頭痛の種はウィジェット――Finjanの報告書から」)。
今回はウィジェットについて簡単に説明しましたが、いかがでしたか?
筆者の個人的な感想としては、「常時接続環境で、ワイドモニタを利用しているユーザーにはお勧め」の機能だと思います。ウィジェットは意外と画面に占めるスペースも大きく、いくら機能的なウィジェットでも画面のワークスペースを占領されたら作業率が落ちてしまいます。
また、常に情報が更新されているので、ウィジェットに気を取られてしまい仕事に集中できなくなる可能性があるので、注意が必要ですね。
ウィジェットはいろいろなサービスがリリースされていますが、基本的にはどのサービスも似たような機能、使い勝手です。サービスを選ぶ際は自分が好きな実行環境やデザイン、現在利用しているサービスとかぶっているかいないか? などで判断をすると選びやすいです。では、良いウィジェットライフを!
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