ワークスAP、応募者3万人「地頭を鍛えるインターン」開始2002年から開催。今年は福岡でも

» 2008年09月02日 00時00分 公開
[荒井亜子,@IT]

 ERPパッケージシステムを提供するワークスアプリケーションズは、問題解決能力を育てる学生向けインターンシッププログラム「問題解決能力発掘インターンシップ」を9月4日に開始する。

 ワークスアプリケーションズは、問題解決能力を備えた人材の確保が企業の成長を促進する最重要戦略であるとし、同インターンシッププログラムを2002年から開催している。プログラム内容は、サービスを作る「Creative Mission」と、マーケティングやセールスの観点から戦略立案を行う「Marketing Mission」の2種類。Creative Missionでは、システム開発案件の課題が与えられる。例えば、「図書館の情報システム/人材派遣業界で役立つシステムを開発せよ」といったもの。学生は、システムのアイデアを考え、プログラムを書き、コンピュータ上で動くサービスに仕上げることを求められる。

 このプログラムをとおして学生は、知識や経験では解けない課題に直面し、論理力と発想転換力を鍛える。同社の広報は「基礎学力だけでは与えられた仕事をこなすことしかできない。新しいアイデアを考えて形にするにはゼロベースで物事を見て考えられる力が必要」と述べる。

 大学生および大学院生を対象に、9月4〜30日の19日間開催する予定。学生への日当は1万円。

 インターンシップに参加するまでには、事前説明会の受講や筆記試験、グループディスカッションといった選考が課せられる。同社によると、参加者は応募者の約1割ほど。つまり競争倍率は10倍だ。講師はワークスアプリケーションズに勤務するエンジニアとコンサルタント。今年のエントリ受付はすでに終了している。

 東京・大阪のほか、今年は初めて福岡でもインターンを開催する。今年の年間応募者数は、前年比を50%上回る総計3万人以上だったという。福岡で開催する理由として同社は、「九州エリアは首都圏と比べ企業のセミナーや大規模なインターンシップの開催が少なく、学生の就職イベントへの参加の機会が限られている状況だった」ためとしている。福岡での開催を機に、今後も地方都市でのインターンシップ開催を行い、新卒採用も拡大していきたい意向だ。

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