サンがUNIX入門資格を提供開始基幹系で「UNIXのスキルは必須」

» 2008年10月16日 00時00分 公開
[荒井亜子,@IT]

 サン・マイクロシステムズは10月16日、UNIXについての入門レベルの認定資格「サン認定UNIX(Solaris)アソシエイツ」の提供を開始したと発表した。英語名は「Sun Certified Solaris Associates」(SCSAs)。受験チケット販売および受験予約は10月16日から、試験は10月23日に開始する。

 SCSAsは、「ログイン、ログアウト、ファイルとディレクトリの管理、ファイルのパーミッション、エディタによるファイル作成と修正、シェルを活用したユーザー作業環境の構築、ファイルのアーカイブ、リモートコマンド、シェルスクリプト」など、SolarisおよびUNIX、Linuxシステムを扱うための基礎的なコマンドの使用方法、およびそれらの概念について知識を問うユーザー向け資格。

 これまでサンでは、UNIX系OSの基礎レベルの知識を測る資格はなかったという。サンは、「企業のシステム環境で複数のOSが混在している状況下、エンジニアには複数OS環境に対応できる幅広い技術スキルが求められている。中でも、ミッションクリティカルな基幹系システムから部門サーバにいたるまで広く適用できるUNIXのスキルは必須」としている。

 UNIXとLinuxは求められる知識が共通することが多く、SCSAsは「UNIX/Linuxに関する上位資格取得へのステップとなる」(サン)という。

 受験料は2万1000円(税込み)。12月25日までは、SCSAs認定資格受験チケットを25%割引で提供するキャンペーンを実施する。チケットは発券日より1年間有効。

質問数 52
合格ライン 50%以上
質問形式 多岐選択式
時間 90分
料金 未定
前提条件 特になし
試験内容 主な出題範囲
対応推奨コース UNIX(Solaris10)入門
対象者 ・Solarisなどの商用UNIX上において、ウィンドウシステム、コマンド使用などで、ユーザーとして作業を行うオペレーターの人

・将来、システム管理者を目指す人

・将来、SCSA(Sun Certified System Administrator)資格の取得を目指す人
スキルレベル 以下に示すような、Solaris、およびUNIX/Linux上における基礎的なスキルを持っている。

・ログイン、ログアウト
・マニュアルの参照
・ファイルとディレクトリ管理(コピー、移動、編集、削除など)
・viエディタ
・シェル機能の活用(シェル変数と環境変数、ヒストリ機能、リダイレクション、ジョブ管理、エイリアスなど)
・ファイル、ディレクトリに対するパーミッションの管理
・ACL:Access Control List の設定
・ファイルやディレクトリの検索
・プロセスのコントロール
・シェルスクリプトの作成と実行
・ファイルアーカイブ、圧縮、解凍操作
・リモート接続、ファイル転送

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