サン・マイクロシステムズは10月16日、UNIXについての入門レベルの認定資格「サン認定UNIX(Solaris)アソシエイツ」の提供を開始したと発表した。英語名は「Sun Certified Solaris Associates」(SCSAs)。受験チケット販売および受験予約は10月16日から、試験は10月23日に開始する。
SCSAsは、「ログイン、ログアウト、ファイルとディレクトリの管理、ファイルのパーミッション、エディタによるファイル作成と修正、シェルを活用したユーザー作業環境の構築、ファイルのアーカイブ、リモートコマンド、シェルスクリプト」など、SolarisおよびUNIX、Linuxシステムを扱うための基礎的なコマンドの使用方法、およびそれらの概念について知識を問うユーザー向け資格。
これまでサンでは、UNIX系OSの基礎レベルの知識を測る資格はなかったという。サンは、「企業のシステム環境で複数のOSが混在している状況下、エンジニアには複数OS環境に対応できる幅広い技術スキルが求められている。中でも、ミッションクリティカルな基幹系システムから部門サーバにいたるまで広く適用できるUNIXのスキルは必須」としている。
UNIXとLinuxは求められる知識が共通することが多く、SCSAsは「UNIX/Linuxに関する上位資格取得へのステップとなる」(サン)という。
受験料は2万1000円(税込み)。12月25日までは、SCSAs認定資格受験チケットを25%割引で提供するキャンペーンを実施する。チケットは発券日より1年間有効。
質問数 | 52 |
合格ライン | 50%以上 |
質問形式 | 多岐選択式 |
時間 | 90分 |
料金 | 未定 |
前提条件 | 特になし |
試験内容 | 主な出題範囲 |
対応推奨コース | UNIX(Solaris10)入門 |
対象者 | ・Solarisなどの商用UNIX上において、ウィンドウシステム、コマンド使用などで、ユーザーとして作業を行うオペレーターの人 ・将来、システム管理者を目指す人 ・将来、SCSA(Sun Certified System Administrator)資格の取得を目指す人 |
スキルレベル | 以下に示すような、Solaris、およびUNIX/Linux上における基礎的なスキルを持っている。 ・ログイン、ログアウト ・マニュアルの参照 ・ファイルとディレクトリ管理(コピー、移動、編集、削除など) ・viエディタ ・シェル機能の活用(シェル変数と環境変数、ヒストリ機能、リダイレクション、ジョブ管理、エイリアスなど) ・ファイル、ディレクトリに対するパーミッションの管理 ・ACL:Access Control List の設定 ・ファイルやディレクトリの検索 ・プロセスのコントロール ・シェルスクリプトの作成と実行 ・ファイルアーカイブ、圧縮、解凍操作 ・リモート接続、ファイル転送 |
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