第1回おばかアプリ選手権はこうして行われたD89クリップ(7)(4/5 ページ)

» 2009年03月19日 00時00分 公開
[仲里淳@IT]

日本を代表するゲーム 「どんどん相撲」

くるくる研究所
「どんどん相撲」

 尾崎俊介さん(クスール)、原央樹さん(ツムジテクノロジー)、鹿倉公維さんから成るくるくる研究所が披露したのは和風テイストの「どんどん相撲」。

 「どんどん相撲」は、ネーミングからも察せられるように紙相撲をモチーフにしたアプリ。実際の紙相撲は指で土俵を「トントン」するが、どんどん相撲の場合はプレイヤーが実際に足踏みをして、センサーがそれを認識して処理するという仕組み。

どんどん相撲の画面。デザイナの鹿倉さんいわく「写楽に富士山、ちょうちん、招き猫というデザインは、外国人に興味を持ってもらうため日本的なものを詰め込んだ」とのこと どんどん相撲の画面。デザイナの鹿倉さんいわく「写楽に富士山、ちょうちん、招き猫というデザインは、外国人に興味を持ってもらうため日本的なものを詰め込んだ」とのこと

 このどんどん相撲、もともとは海外人に日本の文化を伝えるために制作された。実際にロンドンのイベントで発表し好評だったという。

対戦中の家入さんと挑戦者。コントローラとしてプレイステーション2用ダンスダンスレボリューションの足踏みマットを利用 対戦中の家入さんと挑戦者。コントローラとしてプレイステーション2用ダンスダンスレボリューションの足踏みマットを利用
女性に限定して挑戦者を募ったにもかかわらず、家入さんはあっさりと2連敗 女性に限定して挑戦者を募ったにもかかわらず、家入さんはあっさりと2連敗

「どんどん相撲」のおばかポイント

 外国人に向けたデザインは、日本人が見るとおばか感全開。

iPhoneをトイレに落とさぬように注意 「Fake Vox」

ナタリーチーム
「Fake Vox」

 エンジニアの立薗理彦さんとデザイナの福田圭介さんによるナタリーチームが披露したのは、トイレ用擬音装置のiPhoneアプリ。トイレ用擬音装置というのは、トイレで(特に女性が)用を足す際に気になる音を消すための装置。TOTOからは「音姫」という製品も発売されている。

デモ中の画面。いかんせん音アプリなので、記事でお伝えしづらいところが残念 デモ中の画面。いかんせん音アプリなので、記事でお伝えしづらいところが残念
音姫的な機能だけなら単なる実用アプリ。それに加えて「I'm Feeling Lucky」ボタンも追加。何の音が出るか事前に分からず、さらに収録されている音は雷やモンスターのうなり声など 音姫的な機能だけなら単なる実用アプリ。それに加えて「I'm Feeling Lucky」ボタンも追加。何の音が出るか事前に分からず、さらに収録されている音は雷やモンスターのうなり声など

 トイレで用を足すときに、「自分の音」を打ち消すために流す音として使うためのもの。特に女性御用達のアプリになるのだが、開発したのは男性。最初のバージョンでは心地いい音を中心に作ったものの、女子社員に感想を求めたところ「お前ら全然分かってない」とダメ出しをされたという。「もっと殺伐とした音でなければ」とのリクエストから音を収録し直したというエピソードが紹介された。

「Fake Vox」のおばかポイント

 実際に女性がどの程度ありがたがってくれるのかは不明だが、いつも持ち歩くケータイにこの機能を実装した点は実用的。ただし、「聴かれるともっと恥ずかしい」音が出てしまうかもしれない「I'm Feeling Lucky」ボタンがなかなかおばか。iTunes App Storeにて無料で配布中


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