面白法人カヤックラボBM11
(ブッコミイレブン)チーム
「trash roll」
面白法人カヤックの瀬尾浩二郎さん(Flashエンジニア)と林真由美さん(デザイナ)が披露したのは、デスクトップのごみ箱を空にする際に映画のエンドロールのようにファイルが表示される「trash roll」。
このアプリを使えば、日常の中で流れ作業のように行っている「ゴミ箱を空にする」ことが、ひとつの大きなイベントになる。
「もったいぶってファイルを削除するアプリ」だが、画像ファイルの場合はその画像が表示されるので、場合によってはこのエンドロール的演出にばっちりハマることもある。デモでは「ジャッキー・チェン」ファンのフォルダを捨てたところ、まさにジャッキー映画のエンドロールのように見えた。
「trash roll」のおばかポイント
最初は「おっ!」という驚きとともに使ってみたくなるものの、実際は2、3回やってみたら(人に見せたら)十分かなという実用性の低さがおばか。
選手権へのエントリではないものの、マニアックなガジェット制作やプログラム開発でひそかに注目される集団「ハッカーズカフェ」が登場。電源と食料を求めて都内のカフェをさまようという日ごろの活動や、これまでに制作してきたガジェットの数々を紹介した。
ハッカーズカフェは、開発者や非開発者に限らず、技術好きが緩く気軽に集まって活動する集団。単なるプログラムだけでなく、GPSやヘッドマウントディスプレイなどのガジェットを駆使して、仮想世界と現実世界を行ったり来たりしながら遊ぶデジタルネイティブぞろい。
今回のおばかアプリにも、さまざまなセンサーやデバイスを用いた作品がいくつかあったが、「身体を使ったおばか表現」を目指すならハッカーズカフェの活動が参考になるかもしれない。
Hacker's Cafe View more presentations from atmarkit. |
イベントの最後には、来場者による優秀作品の投票が行われた。見事第1回選手権グランプリの栄冠に輝いたのは、大日本印刷チームの「メッセンジャー通」。
そのほかの特別賞として、ペパボ賞が「trash roll」の面白法人カヤックラボBM11(ブッコミイレブン)チーム、カルカル賞が「絶対!ぬぎPON」のサイバーエージェントチームに授与された。
時間がかなり押してしまったため、予定していた交流会の時間を設けることができなかったのは残念。直接「中の人々」に接することができるのが、こういったリアルイベントの妙味なので、次回はそのあたりをもう少しうまく運営されることを願う。
なお、次回は7月4日(土)に開催予定。引き続きおばかアプリを募集しているので、何かひらめいた方はチャレンジしてみてはいかがだろうか。
ご来場の皆さんにレポートいただきました。
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