PCとモバイルのリスティング広告の違いは、下記以外の細かい点もありますが、大きく分けると4つあります。
モバイルには、NTT docomoやau、ソフトバンクモバイルなどキャリアごとに分かれていますが、PCにはキャリアというものが存在しません。従って、PCのリスティング広告は特にキャリアを意識しないで、キーワードの設定や広告文が設定できます。
モバイルの場合も、PCと同様にキャリアに関係なくキーワードや広告文を設定できますが、キャリアごとに考えた設定が必要でしょう。キャリアごとに分けるメリットは、それぞれの費用対効果が明確に違ってくるので、どのキャリアにどれだけ投資したらいいかを知るためです。
PCの場合、いろいろな複数のキーワードで検索されています。例えば、「東京 レストラン」「横浜 ラーメン」などです。
モバイルのユーザーも複数のキーワードで検索はしていますが、全体の検索数が少ないのが現状です。
例えば、「レストラン(完全一致)」では検索ボリュームは45万ありますが、「レストラン 東京(完全一致)」では1万2100になります(※検索ボリュームは、Google AdWordsのキーワードツールからの数値)。これは、モバイルの検索を使うユーザーが「複合キーワード」で検索するユーザーがあまりいないか、PC型の検索に慣れていないユーザーが多いということからだと思います。モバイルのリスティング広告の場合は、複数のキーワードより1つのキーワードの方が効果が良いでしょう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.