本連載では、シスコシステムズ(以下シスコ)が提供するシスコ技術者認定(Cisco Career Certification)から、ネットワーク技術者を認定する資格、CCNP(Cisco Certified Network Professional)のうち、2010年12月に日本語版が改訂される新試験【642-813 SWITCH】を解説します。
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ネットワーク技術者を認定する資格「CCNP試験」は、2010年12月に新試験の日本語版がリリースされる予定です。新試験は、
の3科目です。本連載では「SWITCH」試験について解説していきます。
第1回はVLANの概要と実装、トランクの実装について学習します。VLANは企業ネットワークでよく使用されている機能です。VLANを構成すると、ネットワークのセグメント化によるトラフィックの減少や、ネットワーク構成の柔軟性を向上させることができます。
スイッチにVLANを構成すると、1つのスイッチに接続されているノードをグループ化し、ブロードキャストドメインを分割して、やりとりされるトラフィックを減少させることができます。
VLANはスイッチ内で論理的にネットワークを分割するため、1つのVLANに対してネットワークアドレスを割り当てます。アドレスを割り当てる際には、階層型ネットワークアドレッシングを用います。階層型ネットワークアドレッシングとは、アドレスを割り当てる際に連続するネットワーク番号を割り当てる手法です。それによりいくつかの利点があります。
また、ネットワーク上にはさまざまなトラフィックが伝送されますが、ネットワークを流れるトラフィックの種類ごとにVLANを分けることも可能です。VLANを設定する前に考慮を要するトラフィックタイプは以下のとおりです。
トラフィックの種類ごとにVLANを分けると、トラフィックが流れるフローが明確になります。
最近では、音声用のVLANとデータ用のVLANに分けることが推奨されています。それにより、外部ネットワークから音声デバイスを保護でき、管理がしやすいという利点があります。
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