AIR 2.5 SDKでのモバイルアプリ開発を始めるの準備を進めます。
AIR 2.5 SDKは、下記ページからダウンロードできます。
ダウンロード後は、展開して中身をFlex SDKのフォルダの中にコピーして使います。
2011年1月現在で正式版として使えるFlex 4.1 SDKを下記より入手して展開し、AIR 2.5 SDKの中身をドラッグ&ドロップしてください。
AIR 2.5を使ったAndroidアプリ開発を行うためには、開発用PCにUSBなどで接続して、OSにデバイスを認識させる必要があります。Windowsでは、Android SDKが配布するドライバを使ってデバイスを認識させます。
ちなみにドライバは、Flash Builder 4.5をインストールすると、下記フォルダにあるので、それも利用できます。
C:\Program Files\Adobe\Adobe Flash Builder Burrito\utilities\drivers\android
AIR 2.5のモバイルアプリ向けのプロパティ設定は、デスクトップ用のAIRアプリの設定と変わらず、設定をアプリケーション記述子に記述します。
一方でモバイルアプリでは、ウィンドウの位置やサイズや透明度などいくつかの設定が無視されます。また以下のように、モバイル固有の設定もあります。
<initialWindow>要素と、その子要素をAIR用のアプリケーション記述子に記述して、メインアプリケーション画面の最初の外観と動作を設定します。
<aspectRatio>landscape</aspectRatio>
<autoOrients>true</autoOrients>
<fullScreen>true</fullScreen>
<renderMode>gpu</renderMode>
「デバイスプロファイル」とは、アプリが動作する環境に応じたクラスを定義する仕組みです。プロファイルでは、サポートするAPIと機能のセットを定義します。
AIR 2.5では、次のデバイスプロファイルを使用できます。指定には、<supportedProfiles>要素を使用します。
デバイスプロファイルと使えるクラス・機能の対応表は以下のページをご参照ください。
後述するADLコマンドでAIRアプリを実行すると、<supportedProfiles>要素で指定した最初のデバイスプロファイルが使用されます。
またADLコマンドの実行時に「-profile」オプションを使用すると、デバイスプロファイルを指定できます。なお、すべてのデバイスプロファイルを使用してアプリを実行する場合、<supportedProfiles>要素は省略できます。
例えば、アプリがモバイルデバイスとデスクトップの両方のデバイスプロファイルをサポートして、通常はモバイルのデバイスプロファイルでアプリをテストすることを指定するためには、アプリケーション記述子に次のような要素を追加します。
<supportedProfiles>mobileDevice desktop</supportedProfiles>
次ページでは、Android固有の設定の仕方を説明し、コマンドを使ってAndroidアプリを作ってみます。
Android用AIRアプリでは、デスクトップAIRアプリで使われているAIR Updaterクラスやフレームワークを使用できません。一方でAndroid Marketで配布するアプリの場合、下記の3つの条件を満たせば、新しいバージョンをAndroid Marketに配置するだけでアプリの更新ができます。
Android Marketからダウンロードしたアプリは、アップデートが利用可能になったことが、使用するデバイスソフトウェアによって通知されます。
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