さてそれでは、サーバ証明書を作成してみよう。なおこの作業はRRASサービスの導入前に行うこと。先に証明書を作成しておくと、RRASサービスの導入時に自動的に証明書とHTTPSの通信ポートなどの関連付けを行ってくれるため、導入が簡単に行える。後から証明書を作成したり、証明書の作成後にVPNのサーバ名を変更したりすると、VPNのポートと証明書の関連付けなどを変更する必要があり、面倒になる。
まずはサーバ・マネージャで「役割の追加」リンクをクリックし、「Active Directory証明書サービス」という役割を導入する。
「Active Directory証明書サービス」を選択して[次へ]をクリックする。「役割サービスの選択」画面では、「証明機関」と「証明機関 Web 登録」という2つの役割サービスを追加する。
次の画面ではどちらを選んでもよいが、今回はスタンドアロンのCA(証明機関)を選択する。
ウィザードの次の画面では「ルートCA」を選択して、新規のCAを作成する。
次の画面では、デフォルトの選択のまま進める。
[次へ]をクリックすると「CAの暗号化を構成」画面が表示されるが、デフォルトのまま進める。その次の画面では作成するCAの名前などを設定する。
ウィザードの後の画面では有効期間や保存場所の設定などが行えるが、すべてデフォルトのまま進めておけばよい。ウィザードを終了させると、サーバ・マネージャに「Active Directory証明書サービス」や「Web サーバー (IIS)」が追加されているはずなので、確認しておく。
Copyright© Digital Advantage Corp. All Rights Reserved.