Rails技術者認定試験(Rails 3 Certified Programmer)@IT自分戦略研究所 資格辞典

» 2012年01月25日 00時00分 公開

概要

 Rails技術者認定試験とは、Rails技術者認定試験運営委員会が実施する認定試験。Ruby on Railsに関する専門知識や技術を習得していることを評価する。

 対象者は、Ruby on Railsを使用してシステム開発を行うエンジニア、Ruby on Railsの開発業務に携わろうとする学生など。

 2012年1月5日現在、行われているのは「Rails 3 技術者認定ブロンズ試験(以下、ブロンズ試験)」のみ。高度試験の実施については未定。

 資格認定に有効期限はなく、Ruby on Railsのバージョンごとに、認定試験が実施される。

ブロンズ試験

 ブロンズ試験は、Ruby on Railsの基本知識を問う試験である。コンピュータ上で実施するCBT(Computer Based Testing)形式で、受験料は1万500円。試験時間は60分、問題は複数または単一選択による選択式で、全40問。合格基準は全体の7割を正答すること。試験の対応バージョンはRails 3.0。

 出題範囲と出題割合は以下のとおり。

項目 出題割合

1.Rails概要

  • Railsの各コンポーネント(ActiveRecordやActionPack)の説明や、MVCにおける基礎的な知識
  • MVCにおける基礎的な知識
  • ディレクトリ構造の説明
  • rake、railsコマンド
  • ActiveSupport
20%

2.ActiveRecord

  • ActiveRecordの構造
  • モデルの定義
  • リレーション
  • バリデーション
  • CRUD操作
  • スコープ
  • マイグレーション
30%

3. ルーティングとActionContorller

  • config/routes.rb
  • RESTとコントローラ
  • コントローラとデータの入出力
  • メディアタイプに合わせた出力フォーマット
  • フィルタ
20%

4.ActionViewとヘルパー

  • ERBによるHTMLの出力
  • JSONの出力
  • ヘルパー

15%

5.ActionMailer(メール)

  • メールの送信
5%

6.テスト

  • ユニットテストにおけるテスト手法
  • モデルのテストとコントローラのテスト
10%

 なお、gem install rails --version='~>3.0' でインストールされる範囲のみを出題。プラグイン、rubygemsは出題範囲には含めない。また、前提OSはUnix系だが、基本的にはOSに依存しない出題とする。本試験では実行環境については問わない。

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