Arduinoチームは10月22日、32ビットのARM Cortex-M3コアを搭載したマイクロコントローラボードの新製品「Arduino Due」を発表した。
オープンソースの電子プロトタイピングプラットフォームを開発しているArduinoチームは10月22日、32ビットのARM Cortex-M3コアを搭載したマイクロコントローラボードの新製品「Arduino Due」を発表した。
Arduino Dueは、Arduinoとして初めてARM Cortex-M3ベースのプロセッサ「Atmel SAM3X8E」を採用し、84MHzのクロックスピードを実現した。96KバイトのSRAM、512Kバイトのコード用フラッシュメモリ、54本のデジタルI/Oピン(うち6本はPWM出力として利用可能)、12本のアナログ入力などを備える。
新機能として、メモリを大量に消費する作業でCPUの負荷を軽減するDMAコントローラのほか、DAC、Audio、実験的なマルチタスキングライブラリなどを搭載。Arduinoが提供しているソフトを使ってプログラミングできる。コードはGitHubで公開されている。
従来製品のUno、Diecimila、Duemilanove用に設計されたシールドの大半に対して互換性を備えるが、これまでの製品と異なり、I/Oピンが対応できる電圧は3.3ボルトまで。それ以上の電圧を使用すると、ボードが損傷する可能性があると警告している。
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