Twitter APIの仕様変更の周知を目的に、3月5日から一時的にブラックアウトテストを実施する。実施時間中、旧API仕様のリクエストには「HTTP 410 Gone」が返される。
米Twitterは、Twitter APIの旧バージョン「v1」を廃止させるのに伴い、影響を周知させるためのいわば予行演習として、2013年3月5日から「ブラックアウトテスト」を実施すると発表した。
Twitterは2012年年9月、「API v1.1」のリリースに伴い、2013年3月でv1を引退させると予告していた。
これに伴い、古いウィジェットを使っているWebサイトはできるだけ早く、従来のウィジェットに代わる「埋め込みタイムライン」(Embedded Timelines)に移行するよう促している。
また、v1.1では認証されていないリクエストのサポートが廃止されたことから、認証されていないクライアントサイドAPIコールを使ったウィジェットや、RSSまたはATOMフィードのデータを使用するウィジェットも、Embedded Timelinesに移行する必要がある。v1で構築したアプリケーションは、直ちにv1.1に切り替えるよう呼び掛けた(関連記事1、関連記事2)。
v1が廃止された後は、v1へのリクエストおよび古いウィジェットに対して「HTTP 410 Gone」のメッセージが表示されるようになる。ブラックアウトテストは、この影響をアプリケーションの開発者とユーザーに理解してもらう狙いで、一時的に「HTTP 410 Gone」を表示する。
まず第1弾として、米太平洋時間の2013年3月5日午前9時から10時ごろにかけて、認証を受けていないリクエストを対象に最初のテストを実施。続く数週間の間に、曜日や時間を変えて追加のテストを実施する。スケジュールなどについては「@twitterapi」で告知する。
ブラックアウトテストの時点では、まだv1が恒久的に廃止されるわけではない。ただ、WebサイトにTwitterの機能を埋め込むサービス「@Anywhere」は、予告通りに2013年3月5日で終了する。
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