米Googleは3月19日、Google Driveと同じリアルタイムコラボレーション機能を自分のアプリに追加できる「Google Drive Realtime API」を発表した。
米Googleは3月19日、Google Driveと同じリアルタイムコラボレーション機能を自分のアプリに追加できる「Google Drive Realtime API」を発表した。
Google Driveは文書やスライドなどをリアルタイムで共同編集できるコラボレーション機能を備える。Google Drive Realtime APIはこの機能をアプリに実装するもので、ネットワーク通信、ストレージ、プレゼンス、衝突解決といったコラボレーション関連機能をAPIで処理。デベロッパはアプリ開発に専念できる。
同APIではマップ、リスト、ストリング、JSONといったデータオブジェクトのコラボレーション版を提供し、自動的に同期して、これらオブジェクトに変更を保存する。アプリケーションからこれらオブジェクトの読み書きは、他のローカルオブジェクトと同様に行われる。コラボレーションオブジェクトにチェンジイベントハンドラを追加して、他のコラボレーターによる変更にアプリを反応させることも可能だ。
同APIはオペレーション変換(OT)をベースとしており、ローカルで行った変更はレイテンシの高いネットワークでも即座に反映されて、全てのコラボレーターが常に同期されるという。
ベーシックなコレクションでは物足りない場合、ツリーや任意のグラフ構造といったカスタムオブジェクトとリファレンスもサポートする。こうしたオブジェクトも自動的に他のコラボレーターと同期され、Driveに保存される。
さらに、アプリケーションへのアクセス状況を記録する機能も備え、コラボレーターの入退室や編集といったイベント記録をアプリに提供する。
Googleは同APIに馴染んでもらう目的で、「realtime-cube」と「realtime-playground」の2つのアプリをオープンソースとしてGithubで公開している。
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