スマートフォンの契約数は、昨年の今ごろは22%程度でしたが、その後1年間で約40%を超えました。モバイルが急激に重要になってくる中で、ユーザーのニーズも変わってきているはずです。製作者の私たちはいま、「モバイルファースト」を理解しマインドを変化させることが求められています。
3つの事例でも分かるとおり、モバイルはユーザーが本当に必要なものを良く考えて取り組まなければなりません。その結果として、Webだけでなくその周辺の仕組みから考えていくことも重要になってくるでしょう。多くの会社では、組織をまたいで連携を取る必要があるでしょう。
モバイルの普及が進んでいる現状は、ルーク氏の言葉によると「モバイルを活用すれば、これまでできなかったことを実現できる」ことになります。モバイルには夢があり、モバイルに関わる担当者はチャレンジングな状況にあるでしょう。
担当者は、まずは自由に、モバイルだったらどんなに素晴らしいことができるのかを考えるところがスタートとなります。ユーザー目線でどうなったら便利か考え、それを形に落とし込んでいくのが、分かりやすいモバイルファーストの実践方法でしょう。
著者プロフィール
角谷 仁(すみや ひとし)
株式会社TAM ディレクター
TAM東京にてディレクターチームのリーダーとして勤務。 大手クライアントの大規模サイト立ち上げから、運用案件の体制づくりまで数多くのプロジェクトを手掛ける。
5/20(月)モバイルファーストをテーマにSwapSkillsで講演予定
今回の記事の内容をより深く掘り下げた形で、講演を行います。Swapskills Free「モバイルファーストの実践ポイント」(日時:2013年5月20日(月)19:00〜20:00 無料、定員160名)
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