ブランドダイアログ、コンテンツ管理とアプリ管理機能の備わったMDM製品を今夏発売ファイル共有やアプリの配布も可能

ブランドダイアログが今夏発売するスマートデバイス管理サービス「MDM+」は、端末管理、セキュリティ管理のほか、MCM(モバイルコンテンツ管理)やMAM(モバイルアプリケーション管理)の機能も備える。

» 2013年05月10日 18時13分 公開
[藤本和彦,@IT]

 ブランドダイアログは5月8日、スマートデバイス管理サービス「MDM+」を今夏から販売開始すると発表した。端末管理、セキュリティ管理のほか、MCM(モバイルコンテンツ管理)やMAM(モバイルアプリケーション管理)の機能を備えるオールインワンMDM製品となっている。

 昨今、ビジネスシーンにおいて、スマートフォンやタブレットが頻繁に用いられるようになってきたが、同時にスマートデバイス紛失に伴う情報流出の危険性も指摘されている。こうした背景のもと、企業では、従業員が所有する端末の管理に加え、盗難・紛失時のセキュリティに備える必要がある。

 マルチデバイス対応のクラウド型統合ビジネスアプリケーション「Knowledge Suite」を提供する同社では、スマートフォンアプリ「GRIDY SmartPhone」のユーザー企業・団体、導入検討企業・団体が抱えるこうした問題を解決すべく、MDM+の販売開始を決定したという。

 MDM+では、端末紛失・盗難時に、端末ロックや工場出荷状態への初期化といった対策だけでなく、GPSによる端末位置の確認が可能。端末にダウンロードされたMDMプロファイルの削除を阻止する仕組みも備わっている。

 さらに、数字とローマ字、記号を混合した端末パスワードを強制したり、カメラ、SDカード、Bluetoothなどの使用を制限したりすることもできる。また、iPhoneの「Jailbreak」、Androidの「ルート化」状態を検出し、ハッキングによる被害を防止するほか、知らずに禁止アプリをインストールした場合も、すぐに管理者とユーザー本人にメールで警告が送られ、不正なアプリによる被害を未然に防ぐことができるという。

 MDM+は、モバイル端末に対する、コンテンツ管理やアプリケーション管理の機能も備える。Word、PowerPoint、Excel、PDFなどのドキュメントファイル、写真、動画などのマルチメディアファイルを、モバイルデバイスから送信・共有することができる。また、業務で頻繁に利用する連絡先は、管理者のWeb側から、各モバイルデバイスのアドレス帳へ一括登録することも可能だ。iOS、Android用の商用ソフトウェアをダウンロード配布・管理できるほか、非公開の社内アプリの配布・管理もできる。

 また、緊急連絡の手段として、個々の端末、あるいはチーム単位でプッシュメッセージを送信する機能も搭載されている。

 価格は、最大50台までの端末利用で月額3000円となっている。KnowledgeSuiteを同時導入、または導入済企業には特別料金が用意される。

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