「Google Checkout」が11月20日でサービス終了、正式にWalletへ一本化Google Walletには電子メール送金機能を追加

米Googleは5月21日、オンライン決済サービス「Google Checkout」の提供を2013年11月20日で打ち切ると発表した。

» 2013年05月21日 16時35分 公開
[鈴木聖子,@IT]

 米Googleは5月21日、オンライン決済サービス「Google Checkout」を2013年11月20日で打ち切ると発表した。今後は店舗などでのモバイル決済にも対応した「Google Wallet」に一本化する。

 同社の説明によると、Google Playを使ってアプリなどを販売しているデベロッパは、間もなく自動的に「Google Wallet Merchant Center」に切り替わる。同センターが利用できるようになった時点で電子メールで告知する予定で、数週間以内にすべての業者が移行できる見通しだという。

 ただし、Google Checkoutを使って自分たちのWebサイト上で物理商品やサービスの販売を行っている場合、11月20日以降はGoogle Checkoutが利用できなくなる。自前の決済処理機能を持たない業者は別のサービスに切り替える必要があり、GoogleはBraintree、Shopify、Freshbooksと提携して割引料金で移行サービスを提供。自前の決済処理機能を持つ米国の業者の場合、「Google Wallet Instant Buy」に申し込むことができる。

 また、Notifications APIやOrder Reports APIを使っているデベロッパは、Google Playを通じて提供される代替APIに切り替える必要がある。新しいAPIは間もなく発表予定だという。

 今回の発表に先立ちGoogleは、Google Walletを使ってGmailから送金できる新機能を発表するなど、Google Walletの機能強化を図っていた。

 Gmailからの送金機能は、米国のユーザーを対象に間もなく提供開始予定。利用するにはメール作成画面で添付ファイルの欄に表示される「$」のアイコンをクリックし、送金したい金額を入力する。送金する相手がGmailのユーザーである必要はない。

 Google Walletと連携させた銀行口座から送金する場合、手数料は無料。クレジットカードやデビットカードと連携させる場合は一律2.9%の手数料がかかる。

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