基調講演の最後の主役は「コミュニティ」だ。Sharat Chander氏はJavaを形作るうえで大事な要素は3つ、オラクルのリーダーシップ、技術の革新、そしてコミュニティの参加であると定義した。
そして丸一日のイベントであるJava Day Tokyoで、ぜひ受け身に回ることなく、講演者に質問したり、参加者同士で交流してほしいと強い口調で呼び掛けた。
「イベントに参加したら終わりではなくコミュニティに参加して学び続けてほしい、世界各国にJavaユーザーグループは多数存在するが非常に活発な日本のJavaユーザーグループにぜひ参加してほしい」と日本Javaユーザーグループ会長である鈴木雄介氏を紹介した。
鈴木雄介氏は日本Javaユーザーグループの主な活動として春、秋と年2回のクロスコミュニティカンファレンス(通称、JJUG CCC)、そしてコミュニティメンバーがJavaの最新情報をキャッチできるよう毎月開催しているJJUGナイトセミナーを紹介した。Java Day Tokyoの前週の土曜日にも春のJJUG CCCがあり、全国からJava技術者が一同に会したばかりだ。
コミュニティへの参加はWebサイトからメーリングリストに登録するだけと簡単、またイベント、セミナーでは熟練の講師の話を聞いてスキルアップを図ることができるのでぜひ参加してほしいと呼び掛けた。
また定例のイベント以外にも講師の派遣などもしているのでメーリングリストやTwitter(@JJUG)を活用して積極的に交流してほしいとのことだ。
Chander氏はコミュニティに参加することこそが本イベントのスローガンでもある「Make the Future Java」につながるとし、最後はJavaOneでは恒例となっているTシャツ投げを行って会場を盛り上げて基調講演を締めくくった。
山本裕介
Twitter APIのJava向けライブラリ「Twitter4J」やトラブルシューティングツール「侍」などを開発するオープンソースソフトウェアデベロッパ。
株式会社サムライズム代表。
Twitterアカウント:@yusuke
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