ついにFirefox OS搭載端末の販売がスタートする。HTML5アプリのマーケットプレースも立ち上がっており、日本国内での端末展開が期待される。
Mozillaは2013年7月1日、「Firefox OS」を搭載した初のスマートフォンが、各国のキャリアから間もなく登場すると発表した。Firefox OSについては、2013年1月22日に開発者向け端末が発表され(関連記事)、同年2月のMobile World Congressでは、商用ビルドのプレビューを披露、複数のキャリア・端末メーカーが対応を表明していた(関連記事)。
スペインのTelefonicaは7月2日から「ZTE Open」を発売する。価格は69ユーロ。このほかドイツのDeutsche Telekomも近日中に「ALCATEL ONE TOUCH Fire」を発売予定だという。
Firefox OSは全てをオープンWeb標準で開発した初のスマートフォン向けOSで、あらゆる機能をHTML5アプリケーションとして実装できる。WebブラウザFirefoxをはじめ、通話、メッセージング、メール、カメラといった標準機能を備え、FacebookやTwitterのソーシャルサービスも統合、地図アプリケーションの「HERE Maps」はオフラインにも対応し、ナビゲーションや乗換案内も利用できる。
Firefox OS向けアプリケーションは「Firefox Marketplace」から、ゲーム、ニュース、音楽、ビジネスなどのジャンル別にダウンロード提供する。
また、画面上で右にスワイプして表示される検索ボックスに探したい内容を入力すると、例えばアーティストの検索、楽曲の視聴や購入、コンサートチケット購入といった機能に手軽にアクセスできるのが特徴だ。
Firefox OSは各国のメーカーやキャリア20社以上がサポートを表明しており、ノルウェーのTelenorも年内に欧州で搭載スマートフォンを発売予定。日本ではKDDIが発売を予定している。
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