Amazon Web Servicesは2013年11月14日、Amazon Relational Database Service(RDS)でPostgreSQLを正式にサポートすることを表明した。同日より、すべてのAWSリージョンで利用可能だ。
Amazon Web Servicesは2013年11月14日、Amazon Relational Database Service(RDS)でPostgreSQLを正式にサポートすることを表明した。同日より、すべてのAWSリージョンで利用可能だ。
Amazon RDSは、クラウド上で利用可能なデータベースサービス。ローンチ当初はオープンソースのMySQLから始まり、Oracle DatabaseやMicrosoft SQL Serverもサポートしてきた。
今回のPostgreSQL対応により、PostgreSQLのデータ圧縮やACIDといった機能を利用したアプリケーションや地理情報を活用したアプリケーションを、AWS上で動かせるようになる。DBインスタンスでは、ディスク容量は最大3TBまで、3万プロビジョンIOPSまで利用できる。また、マルチAZデプロイメント、プロビジョンIOPS、VPC、自動バックアップといった、これまでAmazon RDSが提供してきた機能がフルに利用可能だ。
当初サポートするバージョンは9.3で、今後の新バージョンにも適宜対応していく予定だ。
AWSは同時に、新たなインスタンスタイプも発表した。1つは、高性能かつランダムなI/Oに最適化された「I2」インスタンスで、CassandraやMongoDBといったNoSQLデータベースの運用に適しているという。詳細はサービス開始時に明らかにする予定だ。
もう1つは、Hadoopによる並列処理、あるいは超高速な計算処理に適した「C3」。より高速なプロセッサを用い、vCPU当たりほぼ2倍のメモリを備え、インスタンスストレージにSSDを採用するなどして高性能を実現。バッチデータ処理やシミュレーションといったハイパフォーマンスコンピューティング分野向けに提供する。C3インスタンスは、東京リージョンも含め、同日から提供が開始されている。
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