SHIFT、オンラインで利用できる無償パフォーマンステストサービスを公開利用は慎重に

SHIFTは2014年2月17日、ビットアイルと連携し、Webサイト上でURLを入力するだけで、対象のWebサイト/アプリケーションの負荷テストを行えるサービス「負荷チェッカー」と「バルス祭り」を公開した。

» 2014年02月21日 17時30分 公開
[高橋睦美,@IT]

 SHIFTは2014年2月17日、ビットアイルと連携し、Webサイト上でURLを入力するだけで、対象のWebサイト/アプリケーションの負荷テストを行えるサービス「負荷チェッカー」と「バルス祭り」を公開した。Web開発者向けに無償で提供する。ただ、サイトの所有者確認プロセスがなく、他者のサービスに対するDoSに悪用される懸念も指摘されている。

 負荷チェッカーはWebサービスの応答速度や性能の測定サービス。ビットアイルのインフラから負荷を掛けることで、国内へのサービス展開を想定したテストを行える。URLを入力するだけで負荷テストが可能な「インスタントテスト」と、Apache JMeterによるシナリオに基づいて、ログインや画面遷移処理なども含めてテストする「シナリオテスト」の2種類がある。専用ツールや機材を用意することなく、オンラインで手軽に利用できることが特徴で、カレンダーを利用したテスト予約やグラフィカルな結果確認画面なども提供する。

 もう1つのバルス祭りは、同社によると「一種のお祭り」で提供する期間限定のサービスだ。対象のURLに、最大で毎秒2万4000リクエストの負荷を30秒間掛けることができる。

 いずれもURLを入力するだけで使える手軽さの一方で、共有ホスティングサービスを利用している環境での影響や、他者サービスへのDoSに悪用される可能性が指摘されている。SHIFTによると、バルス祭り、負荷チェッカーともに、「サインアップ時に登録したメールアドレスと同一のドメインにしか負荷を掛けることはできないように設定している」(同社)。また負荷チェッカーでは政府・官公庁や国内の主要なサービスは除外するよう設定しているという。

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