例題 MOUNT状態またはNOMOUNT状態のデータベースインスタンスに接続できないユーザーは、どのロール、または権限の設定ですか(2つ選択してください)。
A DBAロール
B SYSDBA権限
C SYSOPER権限
D AUTHENTICATEDUSERロール
Oracle Databaseの起動ステップである「MOUNT状態」あるいは「NOMOUNT状態」は、そもそもどういう状態で、どんなときに利用するものなのかについて、再度確認しておきましょう。ここでは、その状態ではアクセスできない権限を聞いています。
回答は「A、D」です。Aは引っ掛かりやすいので注意しましょう。
例題 データベースがARCHIVELOGモードで稼働しています。正しい記述を全て選択してください。
A インスタンス障害からデータベースを完全にリカバリできる
B データベースのバックアップはデータベースがCLOSEしていないとできない
C ディスク障害からデータベースを完全にリカバリできる
D ディスク障害からデータベースの完全リカバリはできない
E オンラインの状態で表領域をバックアップできる
F オフラインにしないと表領域のバックアップができない
データベースのバックアップ、リカバリに関しての基本的な理解が必要です。特に2つの大きなバックアップモード「ARCHIVELOG」モードと「NOARCHIVELOG」モードでそれぞれ何が違うのかについては、明確に理解しておきましょう。
ここでは「ARCHIVELOG」モードで運用しているときに何ができるかを、正確に把握できているか確認しています。正解は「A、C、E」。いかがでしょうか。
RMANに関する問題も出題されます。例えば次の問題はどうでしょうか。
例題 RMANを使用して次のコマンドでバックアップを取得します。
RMAN> BACKUP DATABASE;
バックアップされるのは、どの種類のファイルですか。
A パラメーターファイル
B サーバー パラメーターファイル
C 制御ファイル
D データファイル
E アーカイブREDOログファイル
F オンラインREDOログファイル
G パスワードファイル
RMANを使用したバックアップやリカバリについても、基本を理解しておきましょう。先の例題にあった、ARCHIVELOGモードで運用されているデータベースでなければ、データベースのオープン中にバックアップを取得することはできません。
これは、何がバックアップされるかという問題です。いかがでしょうか。正解は「B、C、D」です。
この他にも、バックアップの取り方や障害のタイミングにより、できること、できないことの確認問題なども出題されます。この辺りは複雑で頭に入りにくいので、実機で確認をすることも含め、正確に押さえておきましょう。
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