さて、無事にアカウントを取得できたら、早速使い始めてみましょう。取得したアカウントでAzureのWebページにサインインします。
ポータルにサインインしたら、まずは「ワークスペース」と呼ばれる枠を作りましょう。左下の方にある「+新規」 をクリックします。そこからは、「データサービス」―「MACHINE LEARNING」―「QUICK CREATE」と押していき、必要な項目を入力してください。この操作は初回のみ必要です。
ワークスペースを作成すると、左側のサービスの一覧に表示されます。次回からは「MACHINE LEARNING」を選択すればアクセスできます。
サービス一覧から「MACHINE LEARNING」を選択すると表示される一覧に、先ほど作成したワークスペースが表示されていれば作成は完了です。
ここから先は実際に機械学習を楽しんでいきましょう。楽しむためのお作法を先に伝えておきます。お作法は次の手順です。後ほどサンプルを使ってこのお作法を見ていきますので覚えておいてください。
いきなりお作法で「データを用意する」なんてハードルが高くなったように見えますが、安心してください。ちょっと試すだけならば、AzureMLが提供するサンプルデータを使うことができます。
まずは一覧から、今回作成したワークスペース一覧の「NAME」のところにある矢印をクリックして、AzureMLのダッシュボードへアクセスします。
まだ作成したばかりなので、今は特に見るものもありません。ページ右側にある「Sign-in to ML Studio」というリンクをクリックし、「ML Studio」を開きます。
Azure MLはこのML Studioで機械学習のモデルを作っていきます。
左側メニューの「EXPERIMENTS」というところを見てみましょう。Azure MLでは1つの機械学習のモデルをExperiment(実験)という名前で管理しています。
まずはサンプルを動かして触ってみたいので、「SAMPLES」をクリックします。
すると、サンプルの一覧が表示されます。用意されているサンプルがたくさんあるのが分かるでしょう。
今回はこの中から、「Sample Experiment: Recommender System」を見ていきましょう。レコメンドの仕組みのサンプルですね。クリックで開きます。
こんな感じでフローチャートのようなものが出てきました。サンプルは、そのままでは編集も実行もすることができませんが、既に実行して、結果まで出ている状態になっています。
ここまでで、Azure MLを利用する環境が整いました。次回は、このフローチャートのようなものが、何をしているのかを一つずつ追いかけながら、どのような機能があり、どのように使っていくのかを「お作法」に沿って見ていきます。
<続きは「Webブラウザーだけで学ぶ機械学習の『お作法』」へ>
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