写真の位置情報と地図を組み合わせたアプリということで、アプリ名は「PhotoMap」とします。「PhotoMap」の画面構成について説明しましょう。
図2がメイン画面になります。画面上部の「NavigationBar」とそれ以外の領域を占める「MapView」のみで構成されるシンプルな画面です。位置情報を持った写真のサムネイル(AnnotationView)をMapView上配置します。
MapView上のサムネイルをタップすると、図3のように「CalloutView」が表示されます。写真が持つ緯度経度情報を住所に変換したものをCalloutViewに表示します。
CalloutViewをタップすると、図4の「詳細画面」へ画面遷移します。
詳細画面は、画面上部の「NavigationBar」とそれ以外の領域を占める「TableView」で構成され、写真と住所を表示します。
それでは、Xcodeのプロジェクトの作成から始めていきます。
Xcodeを起動し[Create a new Xcode Project]をクリックしてください。
[Choose a template for your new project]と記載されたダイアログが表示されます。前回と同様、[Single View Application]テンプレートを選択します。
[Choose options for your new project]と記載されたダイアログが表示されます。以下のように入力/選択を行ってください。
入力/選択が完了したら、[Next]ボタンをクリックします。
プロジェクトの保存場所を聞かれるので、適当な場所を選択します。(ここでは、デスクトップを選択します)
そして、[Create local git repository for this project]のチェックを外したことを確認し、[Create]ボタンをクリックします。
プロジェクトを作成すると、以下のような[ワークスペース]ウィンドウが表示されます。
作成された各ファイルについて簡単に説明します。
アプリのライフサイクル周りのイベントに関連するクラスのソースファイルです。アプリ起動時の処理などは、このクラスに追加します。
ViewControllerクラスは[UIViewController]のサブクラスです。[UIViewController]はその名の通り、Viewを管理するクラスです。ViewControllerクラスはメイン画面を作るために使用します。
レイアウトや画面遷移はこのファイルで定義します。
画面に表示する画像素材を管理するためのファイルです。
起動画面を定義するファイルです。
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