数年後の予定を追加するために、Googleカレンダーの[次]ボタンを何十回もクリックしたことはないだろうか? どんなに未来あるいは過去の年月日でも、わずか数回のクリックで移動する方法を紹介する。
対象サービスとソフトウェア:Googleカレンダー(Google Appsを含む)、Windows/Mac OS X/Linuxなどのデスクトップ版Webブラウザー
スケジュール表に記したい予定は、数日後や数週間後といった近い将来とは限らない。頻度は少なくても以下の例のように、数年後の特定の日(かその数週間前)に移動して予定や通知などを追加したいこともあるだろう。
だがPC版Googleカレンダーの場合、数年後の予定を追加すべくカレンダーに移動するには、[次]ボタン(以下の画面の(1))を何十回も繰り返しクリックしなければならない。
ところが、グーグル自身が提供している機能をGoogleカレンダーに追加すれば、この問題はあっさり解消できる。本稿ではその方法を説明する。対象はPC版Gmail、すなわちWindowsやMac OS X、Linuxなどのデスクトップ版Webブラウザーで利用できるGmailとする。
PC版Googleカレンダーで数年後の予定日に素早く移動するには、「Labs」という機能の一つである「日付を移動」を利用する。
Labsとは、グーグルが各サービス向けの追加機能をテストするための実験的な「場所」で、そこにある機能は「随時変更、中断、提供中止されることがある」とのことだ。だが、本稿で紹介する「日付を移動」機能は公開から5年以上経っている他、筆者が試した限りでは不具合もなかった。
まずは「日付を移動」機能を利用できるようにしよう(この作業は最初に1回だけ実行しておけばよい)。それにはGoogleカレンダーを開いて右上の歯車を模したボタンから[Labs]メニューを開く。そして「日付を移動」機能で[有効にする]を選択して、[保存]ボタンをクリックする。
これで設定は完了だ。
「日付を移動」機能を有効化した直後は、カレンダーの右側に「日付を移動」機能の枠が追加されているはずだ。そこにあるプルダウンリストで年月日を指定してから[日付を移動]ボタンをクリックすると、その左側のカレンダーが指定の年月日に変わる。
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