炎雷雪嵐! VRで体験したいエフェクトが無料で付けられるUnity Elementalsアセットのパーティクル動画19連発ゲーム開発初心者のためのUnity入門(9)(2/2 ページ)

» 2017年01月16日 05時00分 公開
[薬師寺国安PROJECT KySS]
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巻き起こる天変地異! 18種のパーティクル動作を動画で確認

 各種パーティクルはProjectの「Assets」→「Elementals」→「Prefabs」フォルダに入っている。「Darkness」から「Wind」までのフォルダが作成され、その中に各種prefabファイルが格納されている(図7)。

図7 「Elementals」フォルダの「Prefabs」フォルダ内に作成された各種フォルダにパーティクル用のprefabファイルが格納されている

 では1つずつパーティクルの動作を見ていこう。全てデフォルト値で表示しているので、読者の皆さんがいろいろと値を変えて、どんな表示になるかを確認してほしい。

Dark Fog

 まずは、「Darkness」フォルダ内の「Dark Fog」をPlane上にドラッグ&ドロップしてみよう(図8)。

図8 「Dark Fog」をPlane上にドラッグ&ドロップした

 実際に動作させると動画1のようになる。

動画1 Dark Fog

Dark Mist

 次に、Hierarchyから先に配置した「Dark Fog」を削除し、同じフォルダにある「Dark Mist」をドラッグ&ドロップしてみよう(図9)。

図9 「Dark Mist」をドラッグ&ドロップした

 実際に動作させると動画2のようになる。

動画2 Dark Mist

Mud

 次は「Earth」フォルダにある「Mud」だ(図10)。

図10 「Mud」をPlane上にドラッグ&ドロップした

 実行すると動画3のようになる。

動画3 Mud

Mudslide

 次は、同じく「Earth」フォルダにある「Mudslide」だ(図11)。

図11 「Mudslide」をPlane上にドラッグ&ドロップした

 実行すると動画4のようになる。

動画4 Mudslide

Spurt

 次は、同じく「Earth」フォルダにある「Spurt」だ(図12)。

図12 「Spurt」をPlane上にドラッグ&ドロップした

 実行すると動画5のようになる。

動画5 Spurt

Big Bang

 次に「Spurt」を削除し、「Fire」フォルダの中のprefabを見てみよう、ここにはたくさんのprefabが用意されており、到底全部は紹介しきれない。3点ほど紹介して、残りは読者の皆さんが自分で確認してほしい。

 まず「Big Bang」をPlane上にドラッグ&ドロップする(図13)。この「Big Bang」に関しては、Inspectorの「Big Bang」→「Looping」にチェックを入れている

図13 「Big Bang」をPlane上にドラッグ&ドロップした

 実行すると動画6のようになる。

動画6 Big Bang

Boom

 次に、「Big Bang」を削除し、同じフォルダ内にある「Boom」をPlane上にドラッグ&ドロップする(図14)。これも「Looping」にチェックを入れておく。

図14 「Boom」をPlane上にドラッグ&ドロップした

 実行すると動画7のようになる。

動画7 Boom

Burning Ground

 「Boom」を削除して、次は「Burning Ground」をPlane上にドラッグ&ドロップする(図15)。

図15 「Burning Ground」をPlane上に配置した

 実行すると動画8のようになる。

動画8 Burning Ground

Heavy Snowfall

 次は、「Ice」フォルダの中を見てみよう。「Burning Ground」を削除して、「Heavy Snowfall」をPlane上にドラッグ&ドロップする(図16)。「Heavy Snowfall」は、Planeより少し上方に配置する必要がある。

図16 「Heavy Snowfall」をPlane上にドラッグ&ドロップした

 実行すると動画9のようになる。

動画9 Heavy Snowfall

Ice Floor

 次に、「Heavy Snowfallを削除し、「Ice Floor」をPlane上にドラッグ&ドロップする(図17)。

図17 「Ice Floor」をPlane上にドラッグ&ドロップした

 実行すると動画10のようになる。

動画10 Ice Floor

Eternal Light

 次は、「Light」フォルダ内のprefabを見ていこう。「Ice Floor」を削除し、「Eternal Light」をPlane上にドラッグ&ドロップする(図18)。

図18 「Eternal Light」をPlane上にドラッグ&ドロップした

 実行すると動画11のようになる。

動画11 Eternal Light

Holy Blast

 次に、「Eternal Light」を削除して、「Holy Blast」をPlane上にドラッグ&ドロップする(図19)。これもInspectorの「Looping」にチェックを入れる。

図19 「Holy Blast」をPlane上にドラッグ&ドロップした

 実行すると動画12のようになる。

動画12 Holy Blast

Lightning

 次は、「Thunder」フォルダ内のprefabを見てみよう。「Holy Blast」を削除し、Plane上に、「Lightning」をドラッグ&ドロップする(図20)。この「Lightning」もPlaneより少し上方に配置する必要がある。

図20 「Lightning」をPlane上にドラッグ&ドロップした

 実行すると動画13のようになる。

動画13 Lightning

Lightning Filed

 では、次に「Lightning」を削除して、「Lightning Filed」をPlane上にドラッグ&ドロップする(図21)。

図21 「Lightning Filed」をPlane上にドラッグ&ドロップした

 実行すると動画14のようになる。

動画14 Lightning Filed

Rain

 次は、「Water」フォルダ内のprefabを見てみよう。「Lightning Field」を削除して、「Rain」をPlane上にドラッグ&ドロップする(図22)。「Rain」はPlaneより少し上方に配置する必要がある。

図22 「Rain」をPlane上にドラッグ&ドロップした

 実行すると動画15のようになる。

動画15 Rain

Rain Storm

 では、次に「Rain」を削除して、「Rain Storm」をPlane上にドラッグ&ドロップする(図23)。これも、Planeより少し上方に配置する。

図23 「Rain Storm」をPlane上にドラッグ&ドロップした

 実行すると、動画16のようになる。

動画16 Rain Storm

Cyclone

 最後は「Wind」フォルダ内のprefabを見ていこう。「Rain Storm」を削除して、「Cyclone」をPlane上にドラッグ&ドロップする(図24)。

図24 「Cyclone」をPlane上にドラッグ&ドロップした

 実行すると動画17のようになる。

動画17 Cyclone

Fog Flow

 次に、「Cyclone」を削除して、「Fog Flow」をPlane上にドラッグ&ドロップする(図25)。

図25 「Fog Flow」をPlane上にドラッグ&ドロップした

 実行すると動画18のようになる。

動画18 Fog Flow

各パーティクルを組み合わせて、VRでも試してみよう

 以上で、各パーティクルの解説は終わりだ。ほとんど全てデフォルトの表示で、このように表現豊かなパーティクルが無料で使える。このパーティクルを使って、感動するようなSceneも作成できそうな気がする。ぜひ読者の皆さんも挑戦してほしい。

 紹介しきれなかったパーティクルもあるが、単にPlane上に配置して、実行するだけで、なんの手間もスクリプトも必要ないので、各自が試して確認しておいていただきたい。

 最後にいろいろなパーティクルを組み合わせて、壮大なシーンを作成してみよう。実行すると動画19のようになる。

 読者の皆さんも、いろいろなパーティクルを組み合わせて、その面白さを味わっていただきたい。

動画19 Elementals動画

 また、これらの迫力あるSceneは、ぜひVRに対応させてVRで体験してみてもらいたい。環境さえそろえば、それほど難しいことはない。連載「Unityで始めるVR/AR開発入門」が参考になるはずだ。

次回は、パーティクルと効果音を組み合わせて、よりゲームっぽくする

 今回、爆発のパーティクルが出てきたが、何か物足りないと思わなかっただろうか。そう、今回紹介したパーティクルだけだと、爆発する“音”がないのだ。

 次回は、パーティクルと効果音を組み合わせて、よりゲームっぽくする方法を解説する。マウスでクリックした、積み上げられたCubeが大音響とともに爆発し、周囲のCubeも同時に吹っ飛ぶという、豪快なサンプルを作ってみるので、お楽しみに。

参考文献

■更新履歴

【2017/1/16】Windows 10、Unity 5.4に対応しました


著者プロフィール

薬師寺 国安(やくしじ くにやす) / 薬師寺国安事務所

薬師寺国安事務所代表。Visual Basicプログラミングと、マイクロソフト系の技術をテーマとした、書籍や記事の執筆を行う。

1950年生まれ。事務系のサラリーマンだった40歳から趣味でプログラミングを始め、1996年より独学でActiveXに取り組む。

1997年に薬師寺聖とコラボレーション・ユニット「PROJECT KySS」を結成。

2003年よりフリーになり、PROJECT KySSの活動に本格的に参加。.NETやRIAに関する書籍や記事を多数執筆する傍ら、受託案件のプログラミングも手掛ける。

Windows Phoneアプリ開発を経て、現在はWindowsストアアプリを多数公開中。

Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev (Oct 2003-Sep 2012)。

Microsoft MVP for Development Platforms - Windows Phone Development(Oct 2012-Sep 2013)。

Microsoft MVP for Development Platforms - Client Development(Oct 2013-Sep 2014)。

Microsoft MVP for Development Platforms-Windows Platform Development (Oct 2014-Sep 2015)。


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