日本オラクルが、クラウド型基幹業務システムを850万円から導入できる低価格短期導入支援サービス「ERP/EPM Cloud導入サービス」を始めた。日本の会計業務に合わせたテンプレートを用意し、迅速なグローバル進出促進などを支援する。
日本オラクルは2015年10月1日、クラウドERPとクラウドEPM製品の低価格な短期導入を支援する「ERP/EPM Cloud導入サービス」の提供を始めた。
ERP/EPM Cloud導入サービスは、同社のコンサルティング/サービス部門によるERP・EPMシステムの導入実績とノウハウを集結し、導入企業のグローバル化対応とクラウド型基幹業務システムの短期導入を支援するサービスとして展開する。グローバルでの成功事例を基に日本の会計業務に合わせた標準テンプレートを用意し、特にグローバル進出を図る中堅企業に向けた導入促進を見込む。
対象アプリケーションは、財務、調達・購買、プロジェクト管理などERP業務のクラウドサービス「Oracle ERP Cloud」における会計アプリケーション「Oracle Financials Cloud」、経営管理業務を支援するクラウドサービス「Oracle EPM Cloud」における予算計画管理アプリケーション「Oracle Planning and Budgeting Cloud Service」の2種類。「日本標準の会計業務プロセスやフローの提供により、業務適合性の確認を早期に実現し、従来の要件定義に必要な検討工数を削減できる」「事前定義済みパラメーターと勘定科目値など事前に設定済み項目をそのまま利用することで、システム構築を短期間で実施できる」ことをポイントに据え、システム導入に関わる要件定義と構築にかかる期間や工数を削減できるとする。
価格は850万円(税抜)から。同社によると、従来のオンプレミスでのERP・EPMシステム導入に掛かる費用と比べ、約5分の1に抑えられるとうたう。
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