Gmailの迷惑メールフィルターをすり抜けるメールには、手動でフィルターを設定すれば対処できる。だがスマートフォン/タブレットだとフィルターの設定は面倒だ。迷惑メールをブロックするなら、Android版Gmailアプリでも簡単にできる設定方法がある。
対象サービスとソフトウェア:Google Gmail、Google Apps、Android OS版Gmailアプリ
Gmail標準の迷惑メール(スパム)フィルターの精度には定評がある。しかしそれでも、迷惑メールフィルターをすり抜けて受信トレイに届く迷惑メールもたまにある。
そんな場合、その送信者(相手)からのメールを一律に迷惑メールフォルダーへ振り分けるように、手動でフィルターを設定する、という対処方法がある。だがスマートフォン/タブレットだと、Gmailのフィルター追加設定は不可能ではないものの面倒な作業だ。
そこで本TIPSではAndroid OS版Gmailアプリを対象に、該当メールを開いてから2タップで迷惑メールのブロックを完了させる、簡単な設定手順を紹介する。
デスクトップ(PC)版Gmailの場合は、TIPS「PC版Gmailで迷惑メールのブロックを簡単に設定する」を参照していただきたい。
なお、執筆時点でiOS(iPhone/iPad/iPod touch)版Gmailアプリには、ブロックを設定する機能は実装されていない。
以下で説明している「ブロック」とは、特定のメールアドレスから送信されたメールを迷惑メールフォルダーに自動で振り分ける、という意味だ。Gmailでは、従来のフィルターとこのブロックの各機能が別々に管理されている。
特定の送信者からのメールをブロックする(迷惑メールフォルダーに振り分ける)には、その送信者から受信したメール(あるいはそのスレッド)を開いて、送信者/受信者/受信時刻が表示されている枠の右端にあるメニューアイコンをタップする。メニューが表示されたら[「<送信者名>」さんをブロック]をタップする。
以上でブロックの設定は完了だ。以後、上記で指定した送信者からのメールは、受信トレイではなく迷惑メールフォルダーへ直接振り分けられる。
以前にブロックした送信者に対し、ブロックを解除するには、対象の送信者から受け取ったメールを開いてから、ブロック時と同様にメニューを開いて[「<送信者名>」さんのブロックを解除]をタップする。
以上でブロックの解除は完了だ。
現在、どの送信者をブロックしているかを確認するには、デスクトップ(PC)版Gmailの設定画面の[フィルタとブロック中のアドレス]タブを選んで、下にスクロールする。フィルターの設定の下に、ブロック中の送信者の一覧が表示される。
残念ながらモバイル向けGmailアプリやモバイルWeb版Gmailでは、この設定項目は参照も変更もできない。PCのWebブラウザーを用いるか、あるいはTIPS「モバイル版Chrome Webブラウザーの『PC表示』で設定ページを表示する」の方法でスマートフォン/タブレットからPC版Gmailの設定画面を開いていただきたい。
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