新しいAzureポータルでは、Azureクラシックポータルでは実行できない便利な機能がいくつもあります。例えば、Azure仮想マシンを例に、面白い機能を紹介しましょう。
Azure仮想マシンにリモート接続するための管理者アカウント名やパスワードを忘れてしまうと、Azure仮想マシンの管理に支障が出ます。Azure仮想マシンにVMエージェントがインストールされている場合は、Azure PowerShellやAzure CLIを使用してユーザー名やパスワードをリセットできますが、新しいAzureポータルではこれをポータルのGUIで簡単に実行することができます(画面5)。
なお、現状、この機能が利用できるのは、後述する「クラシックデプロイモデル」で作成された仮想マシン(クラシック)に限定されます。新しい「リソースマネージャーデプロイモデル」で作成された仮想マシンの場合、現状ではポータルからパスワードリセットを実行する機能は利用できません。
Azure仮想マシンを仮想ネットワークに接続する場合、内部IPアドレスは動的に自動で割り当てられます。IPアドレスを静的に割り当てるには、Azure PowerShellやAzure CLIを使用する必要がありました。新しいAzureポータルでは、IPアドレスの動的または静的な割り当てを、ポータルのGUIでカスタマイズすることができます(画面6)。
新しいAzureポータルでは、ポータルと統合された仮想マシンの診断機能も充実しています。イベントやログの収集をポータルのGUIで構成し、診断のためにこれらの情報をポータルから参照できる他、Windows仮想マシンおよびLinux仮想マシンの起動時のコンソール出力をスクリーンショットで確認することができます(画面7、画面8)。
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