以上のポイントを順守して、日頃よりセキュリティを意識したユーザー管理を行うことが重要です。ところで、上記のポイントの中で、「外部認証」について触れています。これは、データベースユーザーの認証を外部サービスで実施する方法です。例えば「XというOSユーザーにログインすることが許可されている人には、データベースユーザーxの使用も許可する」といったものです。OSユーザーXでデータベースに接続すれば、データベース側でのユーザー名・パスワードの入力は不要となります。この仕組みを活用し、OSユーザーXの所属グループを最小限にすれば、セキュリティを確保しつつパスワード管理をOS側に一元化することができ、セキュリティと利便性を両立させることができます。
以下は、外部認証を使ったOracle Databaseへのログイン実行例です。
$ whoami X ←OSユーザーXで接続中 $ sqlplus / ←Oracleユーザー名、パスワードの入力は不要 SQL> show user SQL> x ←OSユーザーXに対応したOracleユーザーxで接続できる
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