ニフティは、IoTサービス開発支援事業で米モードと提携したと発表した。
ニフティは2016年2月18日、IoTサービス開発支援事業で米モードと提携したと発表した。インターネットやクラウドを組み合わせたIoTサービスを開発したいと考える企業に向けてニフティが提供するサービス「ニフティIoTデザインセンター」で、モードのIoTデバイス向けサービス「MODE」を活用する。
MODEは、ハードウェアやプログラミング言語を問わない柔軟なアーキテクチャを採るクラウドプラットフォーム。IoTデバイスの開発から運用、管理、監視までに必要なツールを提供する。
具体的には、例えば新規ユーザーの登録と認証機能を備えている。この機能を利用すれば、ユーザー登録/認証機能を独自に実装することなく、モバイル機器向けのアプリケーションに携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を利用したり、Webアプリケーションで電子メールアドレスとパスワードを組み合わせたりすることでユーザーを認証できる。グループによるアクセス制御機能も備えており、複数のユーザーで共有するコンテンツに対して、アクセス制御も可能だ。
他にも、デバイス管理やデバイス所有管理など、IoT向けのシステムに必要な機能をあらかじめ備えている。デバイスのファームウェアやアプリケーションを開発する際には、MODEが提供するREST APIを利用し、任意のプログラム言語が使える。Webベースのシミュレーターも用意されており、テストやデバッグに利用可能だ。こうしたさまざまな機能によって、IoTデバイスを使ったシステムを短期間で構築でき、その運用コストを軽減するとしている。
MODEの利用料金は接続するデバイスが20台までは無料で、接続台数が21台を超えると利用量に応じて課金される。
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