【演習問題】
Q1.DTE/DCEインタフェースで同期をとるために使用される信号はどれか。
ア.パルス
イ.ネゴシエーション
ウ.クロックレート
エ.タイミングレート
A1.「ウ.クロックレート」
クロックレートをDCE側で設定することで同期をとることができます。なお、クロックレートを設定するのは、シリアルケーブルのみです。
Q2.Gigabit Ethernetインタフェースでスイッチ間を接続した。全て初期設定のままだとすると、ポートの状態はどれになるか。
ア.1000Mbps/Full
イ.1000Mbps/Half
ウ.100Mbps/Full
エ.shutdownのためリンクアップしない
A2.「ア.1000Mbps/Full」
初期状態ではAutoネゴシエーションが有効であるため、対向スイッチとは1000Mbps/Fullでリンクアップします。
Q3.Catalyst2960とCatalyst3750をトランク接続したい。カプセル化タイプはどれを選ぶべきか。
ア.802.1Q
イ.ISL
ウ.DTP
エ.LACP
A3.「ア.802.1Q」
そもそも、Catalyst2960ではカプセル化タイプは802.1Qにしか対応していません。ISLは、レイヤー3スイッチが対応しています。
Q4.2台のスイッチにVLAN10を設定し、各スイッチのVLAN10アクセスモードのポートにクライアントを接続したが、クライアント同士で通信できない。なぜか。
ア.スイッチ間のポートがAutoネゴシエーション設定となっている
イ.スイッチ間がトランク接続されている
ウ.スイッチ間がトランク接続されており、かつVLAN10が許可されていない
エ.スイッチ間がVLAN10のアクセスポートとして設定されている
A4.「ウ.スイッチ間がトランク接続されており、かつVLAN10が許可されていない」
選択肢のア、イ、エは全て正しい設定です。VLAN10の通信を通すためには、トランク接続でVLAN10を通す設定が必要です。
次回も、引き続き 「7.0トラブルシューティング」について、特に「レイヤー3」の問題に着目して説明します。
ドヴァ ICTソリューション統轄本部 デベロップメント&オペレーショングループ 2部
情報系専門学校の教員を12年勤めた後に同社へ入社、エンジニアへ転向。沖縄県と首都圏を中心にネットワーク構築業務に携わる。また、シスコ・ネットワーキングアカデミー認定インストラクタートレーナーとして、アカデミー参加校のインストラクターを指導している。炭水化物をこよなく愛する男。
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