無線通信モジュール付きのRaspberry Pi 3が登場。搭載チップの性能も向上している。マイクロソフトは発売当日にWindows 10 IoT Coreでのサポートを表明している。
英国の非営利団体Raspberry Pi Foundationは2月29日(英国時間)、「Raspberry Pi 3 Model B」を発表した。米マイクロソフトは同日、「Windows 10 IoT Core」で新モデルのサポートを表明している。
Raspberry Pi 3 Model Bの価格は35ドルで、日本ではアールエスコンポーネンツが近日中に発売する予定だ。
Raspberry Pi 3 Model Bは米ブロードコムの新型SoC「BCM2837」(4コアARM Cortex-A53ベース、64bit、1.2GHZ)を搭載し、前モデル「Raspberry Pi 2 Model B」から50%処理性能が向上したという。
また、初めて無線通信機能(Wi-FiとBluetooth 4.1)を搭載する。詳細なスペックはこちらで確認できる。
マイクロソフトは、「Windows 10 IoT Core Insider Preview」の最新アップデートでRaspberry Pi 3をサポートした(Windows 10 IoT Coreについては「Windows 10 IoT Coreで始めるIoT入門」で解説している)。
OEMベンダーは、マイクロソフトがWindows 10 IoT Coreと共にリリースしたオープンソースの「Board Support Package(BSP)」を使って、独自の機能を搭載するRaspberry Piベースのソリューションを構築できるとしている。
マイクロソフトはまた、米国版のマイクロソフトストアでRaspberry Pi 3 Model Bの予約を受付中だ(日本のマイクロソフトストアでは予約できない)。
価格はWindows 10 IoT Coreを含む複数のOSインストーラー入りの16GBのmicroSDカード付きで49.99ドル。
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