「Exchange Server 2007」のサポート終了日(2017年4月11日)まで残り1年、マイクロソフトは移行計画の策定を早期に着手するよう企業ユーザーに呼び掛けた。
米マイクロソフトのOfficeチームは2016年4月19日(米国時間)、電子メールサーバソフトウェア「Exchange Server 2007」の延長サポート終了日まで1年を切ったことを受け、「Exchange Server 2007を使用している顧客は、関連するメールボックスデータおよびリソースを“Office 365”に移行するか、Exchangeの新しいバージョンにアップデートする計画の策定を始めてほしい」と移行計画の早期対策を呼び掛けた。
Exchange Server 2007は、「2017年4月11日(米国時間)」に延長サポートが終了する。Exchange Server 2007のリプレース手段としては、「Exchange Server 2010または2013にアップグレードする」か、「Office 365へ移行する」などの選択肢がある。Office 365への移行には「Microsoft FastTrack」などの移行支援プログラムも用意されている。
Exchange Server 2007から最新バージョンである「Exchange Server 2016」へのバージョンアップについては、前のバージョン(Exchange Server 2010または2013)に一度アップグレードしてから、さらにこのバージョンへアップグレードする必要がある。ただし、「Exchange Server 2013は、10年のサポートライフサイクルのうち既に3年が経過している。オンプレミスでの長期的なサーバ投資を最も生かしたいならば、2015年10月にリリースされたExchange Server 2016への移行までを考えてほしい」とマイクロソフトは述べている。
製品名 | リリース日 | メインストリームサポート終了日 | 延長サポート終了日 |
---|---|---|---|
Exchange Server 2007 | 2007年3月8日 | 2012年4月10日 | 2017年4月11日 |
Exchange Server 2010 | 2009年11月9日 | 2015年1月13日 | 2020年1月14日 |
Exchange Server 2013 | 2013年1月9日 | 2018年4月10日 | 2023年4月11日 |
Exchange Server 2016 | 2015年10月1日 | 2020年10月13日 | 2025年10月14日 |
なお、2017年4月11日には、クライアントOSである「Windows Vista」もサポートが終了する。
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