サンディスクは、12Gbps SASを採用したオールフラッシュストレージ「InfiniFlash IF150」を発表。GB単価1ドルで、200万IOPSを実現する、従来比2倍のパフォーマンスを実現する。2016年5月に出荷開始する。
サンディスクは2016年4月27日、オールフラッシュストレージシステム「InfiniFlash IF150」を発表。2016年5月に出荷を開始する。
InfiniFlash IF150は、同社のデータセンター向けオールフラッシュストレージ「InfiniFlash」ファミリーの最新版。インタフェースに12Gbps SASを採用し、データ転送性能を既存モデル比で2倍に向上させた。HPC(高性能コンピューティング)やビッグデータ分析、メディアサービスといった、大容量かつ高性能を必要とする業種やアプリケーションでの利用を想定する。
IF150は、クラウドインフラの他に、エンタープライズやハイパースケール向けデータセンターに必要とされる、スケールアウト/スケールアップのいずれにも対応する点も特徴に据える。3Uサイズの筐体に最大512TBの容量を収容でき、8台のサーバと直接接続した場合で、最大200万IOPSのアクセス性能を発揮する。
価格メリットを訴求する点も既存のInfiniFlashファミリーと同様だ。容量単価は1GB当たり約1ドル。サンディスクのInfiniFlashエコシステムパートナーが提供するソフトウェアによる、データ圧縮機能や重複排除機能なども併用すること、システムとしてのGB単価はさらに下げられるという。
オールフラッシュストレージの信頼性についても、HDDベースのストレージシステムと比べて「約10倍高いと推定される」とうたう。コスト面も、フラッシュは保守や交換部品のコストを大幅に削減でき、システム単位の消費電力も比較的低い(約450W)ことから、HDDベースのストレージシステムと比べてトータルコスト(TCO)を最大80%削減できるとしている。
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