また、2016年4月にはインターネットの質問サイト「Yahoo!知恵袋」に、セキュリティエンジニアを目指しているという高校生が質問を投稿します。するとそれに対して、いつも「Yahoo!知恵袋」のセキュリティ関連の質問に回答している徳丸浩氏(@ockeghem)が回答したのをきっかけに、慶應義塾大学の砂原秀樹氏(@sunakichiwide)や、立命館大学の上原哲太郎氏(@tetsutalow)を始めとするセキュリティ界の多数の有名人が真摯な回答を行い、話題となります。
普段は間違った回答や質問を読んでないような回答も多いために、冷ややかな目で見られることも少なくない「Yahoo!知恵袋」ですが、今回は有名人による“真面目な”回答が多数行われたため、セキュリティクラスタからも大いに注目を集めました。一方、この勢いに乗じてTwitter上で高校生のふりをした質問を行う人も現れました。
さらに、大きな反響があったためか、セキュリティ関係者からセキュリティを学んでいる学生、そしてセキュリティとは関係なさそうな「Yahoo!知恵袋」ユーザーまで、たくさんの回答が行われ続けます。
その結果、「質問を読まずに自説を開陳するような回答」なども増え、だんだんと混沌(こんとん)とした状態になっていきます。セキュリティクラスタでは、この状況を冷ややかに見つめるツイートもありましたが、「Yahoo!知恵袋」は本来こういうものだという落ち着いたツイートもありました。
最終的に“豪華メンバー”の集結にびっくりしてしまったのか、質問者が反応を返すことはないまま質問期間は終了したのですが、5月に入り、ベストアンサーとして上原氏の回答が選ばれていました。
この他にも、2016年4月のセキュリティクラスタは以下のような話題で盛り上がっていました。5月はどのようなことが起きるのでしょうね。
山本洋介山
猫と一緒に自宅の警備をする傍ら、「twitterセキュリティネタまとめ」というブログを日々更新しているtwitterウォッチャー。セキュリティやネットワークに関する原稿も書いています。
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