ITRがエンドポイント検知/対応製品(EDR)に関する市場予測レポートを発表。2015年度のEDR市場は前年度比64%の急成長を遂げ、今後2020年まで年平均37%の成長が見込まれるという。
調査会社のアイ・ティ・アール(ITR)は2016年6月21日、国内のEDR(Endpoint Detection and Response:エンドポイント検知/対応製品)市場の推移予測レポート「ITR Market View:情報漏洩対策市場2016」を発刊した。
同レポートによると、国内EDR市場は、2015年度(年度は翌年3月締めで換算、以下同じ)に前年度比64.1%増となる10億5000万円となり、急成長を遂げたという。また、2016年度も同69.5%増となり、引き続き大幅な伸びが予測されるという。
さらにEDR市場は、2020年度まで37.7%の年平均成長率で拡大し、年間約52億円規模まで成長すると見込まれている。
ITRによると、EDR市場が急成長している理由には、昨今の標的型攻撃をはじめとするサイバー攻撃の巧妙化/高度化の動きを受け、未知の脅威や不自然な挙動を検知し、対応するセキュリティ対策製品の需要が高まっていることと、EDR市場に参入するベンダーも増加傾向にあることが挙げられるという。
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