「8月なのに内々定がない(ないてい)」「内々定もらった会社に行く気がうせた」「オワハラがイタクテ、イタクテ超ふるえる」――夏の終わりのホラーな悩みに、名古屋のキャリセン ツートップがビシバシ答えちゃうよ!
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少し前まで、黒のスーツを着た就活生っぽい学生の姿を街でよく見かけた。熱い夏にホントに大変だと思ったりした。しかし、ここにきてその人数が減った感がある。
マイナビの調査によれば、就活生の7月末での内々定率は「72.7%」とのこと(出典:2017年卒マイナビ大学生就職内定率調査<7月>)。2015年同時期調査の+3.6%増で、就活生のおおよそ4人中3人が内々定を獲得したことになる。
2016年の就活戦線は既に終盤戦!……なのだろうか。
上記調査とほぼ同時期にアイデム「人と仕事研究所」が実施した調査では、新卒採用を継続している企業は全体の「56.6%」と半数を超えており、逆に「既に終了している」と回答した企業は「20.6%」、それどころか「まだ何も行っていない」と答えた企業が「22.8%」という驚くべき結果が出た。(出典:2017年度新卒採用に関する企業調査(2016年7月1日状況)
……ということは、企業にとって2017年春卒者の採用は「まだ半ば」ということだ。
マイナビの調査に戻ると、就活生が内々定を保有している社数は「1人平均2.0社」だ。実際に就職できるのは1社なので、今後、内々定をいただいた企業に就活生が辞退を申し入れ、内々定を出した企業の2分の1が就活生に「お祈り」されるわけだ。そうなると、現在「採用活動終了」宣言している企業も、辞退者が続出したら採用再開するかもしれない……のではないだろうか。
この時期、大学のキャリアセンターには、就活生のいろいろな悩み相談が舞い込んでくる。「就活のトリセツ」第10回は、皆さんに憂鬱な夏から脱出してもらうべく、某大学のキャリアセンターで番を張っている筆者ナカムラアキノリが、この時期にありがちな3つの悩みに答える。今回はスペシャルゲストとして、名古屋経済大学のキャリアセンターで毎日学生と向き合っている田中宏幸先生にも協力していただいた。
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