マイクロソフトが、IoTのセキュリティに関する理解促進を目的とした「IoTセキュリティの動向まとめ」を公開した。
米マイクロソフトは2016年8月24日(米国時間)、IoT(Internet of Things)におけるセキュリティトレンドをまとめたインフォグラフィック「Top Trends in IoT Security」を同社の公式ブログで公開した。
マイクロソフトは同ブログで、「IoTの拡大を背景に、世界の企業におけるネットワークインフラやデジタルIDの管理の在り方が変わりつつある。それに伴って新たなサイバーセキュリティ課題が多く生じている」と警鐘する。
しかし、「このような複雑さやリスクを理由に、IoTの導入に及び腰となってしまうのも大きなマイナスだ。IoTがもたらす大きな機会を、セキュリティ問題を理由に逃してはならない。IoTセキュリティは手に負えない問題ではなく、プロアクティブで戦略的な考え方に基づいて対策に取り組めば解決できる。そのための第一歩は、IoTのセキュリティトレンドを理解することだ」と提言。こうした理解を促進するために、調査会社ガートナーの調査結果などに基づくインフォグラフィックを公開したという。その概要を抄訳する。
モバイルデバイスとIoTの普及によって、従業員はいつでも、どこからでも、簡単に業務に必要なデータを取り扱えるようになった。この状況は企業にとって、ビジネスを加速させるための大きな原動力になる。しかしその一方で、不正な関与を助長し、金銭や知的財産の損失が発生する可能性も高まる。企業はその部分を警戒しつつ、以下の項目を理解する必要がある。
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