NECが、1TB程度の小規模なデータ容量より導入できるクラウド型データウェアハウス「ビッグデータ分析基盤Data Platform for Analyticsサービス」の販売を開始した。月額48万円からスモールスタートできる。
NECは2016年9月1日、PaaS(Platform as a Service)型のデータウェアハウス(DWH)「ビッグデータ分析基盤Data Platform for Analyticsサービス」を発表した。
ビッグデータ分析基盤Data Platform for Analyticsサービスは、大規模データの高速処理やデータベースの自動チューニングといった機能を備える垂直統合型のDWHシステムを、同社のクラウド基盤である「NEC Cloud IaaS」上に構築し、PaaSとして提供するもの。初期投資を抑えられるクラウド型サービスであり、1TB程度の比較的小規模なデータ容量より導入できることから、中堅/中小規模の企業や大企業の部門単位におけるスモールスタートニーズに向くとしている。
DWHシステムには、米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)の「HPE Vertica」を採用。「分析対象のデータ量を増やしたい」「処理性能を高めたい」といった、自社のワークロードに沿った仮想マシンの仕様変更もNEC Cloud IaaSのセルフサービスポータルから行える。
また、同社のオンプレミス型サービスである「Data Platform for Analytics」と同じソフトウェアを使うため、クラウドからオンプレミスへのデータ移行も可能。まずクラウドサービスでスモールスタートし、投資対効果が得られたら専用サーバによる大規模導入へ移行したいと考える企業の需要にも応えられる。
価格は、最小構成例で48万円/月(税別)から。2016年11月に提供を開始する。
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