マイクロソフト、Windows 10 IoT Core Anniversary Editionで「Intel Joule」をサポートIoTロボットパンダ「Bamboo」も披露

マイクロソフトが、インテルのIoTボードコンピュータ「Intel Joule」をサポートした「Windows 10 IoT Core Anniversary Edition」をリリース。同時に、Intel Jouleベースで動作する「IoTロボットパンダ」も披露した。

» 2016年09月08日 11時00分 公開
[@IT]

 米マイクロソフトは2016年9月2日(米国時間)、米インテルのIoT(Internet of Things)向け小型開発ボード「Intel Joule コンピューティング・モジュール(以下、Joule)」をサポートした「Windows 10 IoT Core Anniversary Edition」を、Windows Insider Programの一環として2016年9月にリリースすると発表した。

 Windows 10 IoT Coreは、IoT用途での活用を想定したWindows 10の小型ボードコンピュータ向けエディション。Raspberry Piシリーズなどにも既に対応している。Jouleは、SoC(System on a Chip)にクアッドコアの「インテル Atom プロセッサーT5700/T5500」、4GBのメモリ、16GBのストレージ、HDMI 1.4Bでの4K出力をサポートするグラフィックス性能(Intel HD Graphics)、IEEE 802.11ac準拠の無線LANなどを搭載する。

photo Intel Joule デベロッパーキット

 マイクロソフトはこの発表と同時に、Windows 10 IoT CoreとIntel Jouleをベースにした初のIoTロボット「コンパニオンロボットパンダ Bamboo(以下、Bamboo)」も披露した。

photo IoTコンパニオンロボットパンダ「Bamboo」

 Bambooは、クラウドサービスの「Microsoft Azure IoT」と、感情分析や翻訳といった機能を提供する「Microsoft Cognitive Services」、「Intel RealSenseカメラ」などと連携して動作する。リアルタイム翻訳や感情や周囲の環境を認識する機能を持ち、「どの言語で話しかけても母語に設定した言語に翻訳する」「気分を理解して、適宜反応する」といったことを実現する。

 マイクロソフトは、Windows 10 IoT CoreとAzure IoT、Cognitive Servicesを組み合わせることで、クラウドに接続され、管理しやすく、直感的で、そして何よりも「人と接するかのような機能」を提供するためのIoTプラットフォームとして利用してほしいとしている。

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