KDDIとソラコムは2016年10月19日、KDDIのau携帯通信サービスとソラコムが運用するIoTプラットフォームサービスを組み合わせた「KDDI IoTコネクトAir」を、2016年12月以降に提供開始すると発表した。
KDDIとソラコムは2016年10月19日、KDDIの移動体通信サービスとソラコムが運用するIoTプラットフォームサービスを組み合わせた「KDDI IoTコネクトAir」を、2016年12月以降に提供開始すると発表した。
ソラコムは自社がNTTドコモのMVNOとなり、同社としてSIMを発行、これを使ったIoT接続サービスを提供してきた。これに対し、新サービスはKDDIが自社のSIMをIoT用に発行する。ソラコムが直接KDDI接続のSIMを販売することはない。
KDDIはこれまでもIoT/M2M接続サービスを提供してきている。だが、ソラコムが提供しているような、Webで簡単にSIMの発行を申し込み、利用停止や管理ができ、料金体系がシンプルなものではなかった。KDDIは、新サービスにより、小規模あるいは検証からIoTを始めたい不特定多数の顧客に対応できることになる。また、ソラコムの提供しているセキュリティや監視などのサービスを、自社のIoT/M2M接続サービスに生かせる。
KDDIは、KDDI IoTコネクトAirを使った、より高いレイヤのクラウドIoTサービスを、今後提供するという。
今回のKDDI IoTコネクトAirの発表には、トヨタ自動車との関連は一切含まれていない。だが、トヨタはKDDIの株主であり、両社は2016年6月に、車載通信機を接続するためのグローバルな通信プラットフォームを開発すると発表している。一方、トヨタはこれまで、ソラコムのような技術を積極的に活用していきたいとの意向を表明してきている。
発表されているサービス内容や料金は、ソラコムの提供しているものと同じ。
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