レノボ・ジャパンが、SDI関連製品のラインアップを大幅に拡充する。SDSアプライアンスとハイパーコンバージインフラ製品を多数用意した。
レノボ・ジャパンは2016年11月9日、法人向けSDI(Software Defined Infrastructure)関連製品のラインアップを大幅に拡充すると発表。新たにSDS(Software Defined Storage)アプライアンスとして、「Lenovo Storage DX8200C」と「Lenovo Storage DX8200N」を同日から販売する。
DX8200Cは、クラウディアンのAmazon S3(Simple Storage Service)互換クラウドストレージ「Cloudian HyperStore」をレノボ製サーバに搭載したスケールアウト対応アプライアンス。API(Application Programming Interface)は、Amazon S3に完全準拠し、最小構成の3台から、数PB(ペタバイト)クラスまで拡張でき、Amazon S3などのクラウドストレージへのデータ自動階層化にも対応する。価格は1099万円(税別、以下同)から。
DX8200Nは、ネクセンタのSDSソフトウェア「NexentaStor」をレノボ製サーバに搭載した、SANとNASを統合管理できるユニファイドストレージアプライアンス。x86サーバとJBOD(Just a Bunch Of Disks)単位のディスクを組み合せることでPBクラスまで拡張可能。ファイル共有プロトコルとしてCIFS(Common Internet File System)やNFS(Network File System)、接続インタフェースとしてFC(Fiber Channel)やiSCSIなど、複数のプロトコルに対応する。価格は763万円から。
この他、2016年1月に発表したハイパーコンバージドインフラ製品「Lenovo Converged HXシリーズ」もラインアップを拡充。メインストリームの「HX3000」には、3次元CAD/CAMなどの利用を想定したVDI(Virtual Desktop Infrastructure)環境向けのGPU搭載モデル「HX3510-G」と、ストレージをオールフラッシュ化した「HX3310-F」を追加した。2Uサイズの4ノードモデルとしては、標準モデル「HX3710」の他、オールフラッシュモデルの「HX3710-F」、中堅/中小企業向けのアプライアンス「HX2710-E」をそろえた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.