米フェイスブック、100Gbpsスイッチ「Backpack」の仕様をOCPに提出既に本番稼働中

米フェイスブックが、同社の設計した100Gbpsのデータセンタースパインスイッチ「Backpack」についてブログポストで紹介した。同スイッチはすでに本番稼働しており、フェイスブックは仕様をOpen Compute Project(OCP)に提出したという。

» 2016年11月11日 18時00分 公開
[三木 泉@IT]

 米フェイスブックは2016年11月9日(現地時間)、同社が設計した100Gbpsのデータセンタースパインスイッチ「Backpack」について、公式ブログ「Facebook Code」で紹介した。同スイッチは既に本番稼働しており、フェイスブックは仕様をOpen Compute Project(OCP)に提出したという。

photo 「Backpack」について
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 フェイスブックはこれまで、トップオブラック(TOR)スイッチとスパインスイッチで共に設計をモジュラー化し、両者間でコンポーネントを大幅に共通化するという戦略で、コスト効率が高く、新たなネットワーク機器の設計/調達を容易にすることを目指してきた。

 当初は40Gbpsのインタフェースを備えたTORスイッチ「Wedge」およびスパインスイッチ「6-pack」を開発。その後100GbpsのTORスイッチとして、「Wedge 100」を開発している。今回、このWedge 100と組み合わせられるスパインスイッチとして、Backpackの存在を明らかにした。

 実際Backpackは、12のWedge 100を集積したような設計になっている。内部はファブリックカードとラインカードの2段構成で、スイッチの中でClos構成が形作られている。ファブリックカードはBGPのルートリフレクター、ラインカードはクライアントとして機能する。

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 フェイスブックでは、BGPルートのアップデートログを全てインメモリデータストアに保存して集中管理しているという。

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