2017年第1四半期には、古いハッシュアルゴリズム「SHA-1」を使った証明書のサポートが終了するという。そんな証明書をWindowsで見つける方法とは?
対象OS:Windows 8.x/Windows 10/Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2
SSL/TLSによる暗号化通信に用いられるサーバ証明書で、もし「SHA-1」と呼ばれるハッシュアルゴリズムが用いられていると、そのサーバは2017年早々に主要なWebブラウザでサポートされなくなる、ということをご存じだろうか?
簡単に説明すると、ハッシュアルゴリズムとしてSHA-1が使われた証明書はもはや安全性が低く(解読されやすい)、結果として通信の暗号化や改ざん防止、なりすまし防止といった効果が実質的になくなってしまう。そのため、主要なWebブラウザ/OSの開発元ではこれまで段階的にSHA-1のサポートを縮小しており、2017年第1四半期にはSHA-1のサポートを終了させると告知している。
証明書を使ったサービスを運用しているなら、SHA-1による証明書がサービスに用いられていないか確認しておく必要がある。
WindowsでSHA-1が使われている証明書を見つける方法は幾つかある。Windows標準のGUIの場合、TIPS「Windowsにインストールされている電子証明書を確認する(GUI編)」の方法で証明書の管理ツール「certlm.msc」を起動し、次のように証明書のプロパティを開いて確認すればよい。以下では、インストール済みの証明書の発行先名称が判明している、として説明する。
なおマイクロソフトの場合、SHA-1のサポート終了の対象は、商用の認証局から発行された証明書であり、例えば社内に設置したプライベートな認証局は(今のところ)対象外とのことだ。
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